あいまいみー~Surgical Friends

アニメ「あいまいみー〜Surgical Friends〜」公式サイト
今季第五弾。狂ってる(知ってる)。
前作視聴済み。ワーッと見て、ワーッと笑って、しめやかに削除する。これがこのアニメの視聴方法(おい)。というか、地味に本作のOPでマーティー・フリードマンが協力し続けている点が一番ギャグなのかもしれん(苦笑)。

CHAOS; CHILD

chaoschildanime.com
今期開始第四弾。再放送と勘違いした。
カオスヘッドは視聴済み(ゲームは積み)。正直、1話録画を見始めて「あれ?これ、見たことあるよな」とすぐに一時停止してしばらく放置。ある日思い出して続きを見て「あ、そういうことか」と。内容としては…うん、ここのはこんな感じだね、というところ。奇をてらっているし今時独自のデザインなので悪いことはないんだけど、同じブランドで似たような作品を連発されるとさすがに惰性というか飽きというか、そういうものが出てきてしまう。挙句、物語にはさほど関心がなく、キャラの生死や狂気表現が今度はどうなるのかということ程度しか気にならなっている現状。あまり楽しい視聴方針とは言えないのはよくわかっているけどねえ。

AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-

akibastrip-anime.com
今期開始第3弾。ゲームプレイしないとなあ。
原作積みゲー。確か1も2も買ったんだけどそのまあ。気が付くと2の改版修正が近日出るんですか…いやはや(苦笑)。キャラデザはゲームから一新しているけど内容が内容だし、むしろこの見せ方ならこれくらいの方が楽しい絵面になるし正解じゃないかな。まあ一番面白いのは、異様なくらいに多くの秋葉企業が名義を貸していることだろうか。一種の聖地巡礼ツアー向けなのかねえ…いやまあ、この作品見ていて関東近郊の人なら言われなくても行っている店も多そうだけど。

リトルウィッチアカデミア

tv.littlewitchacademia.jp
今期開始第2弾。triggerらしい。
過去作未視聴。色々話題になっていたので気になっていたのは事実だが(もともと短編で、クラウドファンディングで海外の支持により続編新作を作ったとか)見る機会がなかった。画面の端々から「ああ、これは日本のLimited Animationらしい良い動き」というのが感じられて、見ていて幸せになる。お得意の外連味のある絵作りも健在。残念なのは過去作を知らないので、あちこちに隠されている(らしい)そちらからオマージュで楽しめないことくらい、かな。
ネットで確認する限り、主人公をサポートする二人がフィンランドとフィリピンベースらしく、また面白いところから題材を持ってきた。海外視聴を前提にしているとはいえ、やはりこういう見せ方があっさりと対応できるのが今の日本アニメの楽しさだと思う。「ヤンソン」といえばムーミンの作者「トーベ・ヤンソン」とくるのでフィンランド*1。「マンババラン」という何かの弦楽器みたいな名前はフィリピン伝説の魔女の名前らしく、調べる過程で見つけたフィリピン人らしきファンが狂喜乱舞してた(笑)。残りのキャラは基本的に英国なのかな?実際に国籍がどうこうという話は本作では出てこないだろうけど(フレーバー程度だろうし)、悪意なくそういうところを出してくれると楽しいかもね…。

*1:今調べたら「ヤンソン」性はお隣のスウェーデンらしいけど

チェインクロニクル ヘクセイタスの閃

chronicle-anime.com
今期開始第一弾。真マジンガー形式*1かと思いきや。
原作プレイ済み(最近ログインしてないけど)。正直言うと「過去にプレイしたゲームのアニメ化だから見ておくか」程度のつもりだった。で、第一部最終決戦でクリアした後の物語なのk…あれ?ということで、個人的にはこういう既読視聴者を煙に巻く導入は大好物だったりするので一気に興味がわいた。あるいは、ゲーム舞台の1世代前の話なのかもしれない。画質も良いし音も悪くない。正直今期は不作と思っていたのでちょっとでも興味が増加する作品であれば嬉しい限り。

*1:第一話で最終決戦を描き切り、最後の最後で…というところで第一話が終了した。なおその続きはいまだに描かれていない悲劇。

響け!ユーフォニアム2

今季終了第10弾。bravo!
ブラバン小僧としては文句のない出来(あえて言えば俺の担当だったパーカスにもフォーカスが欲しかった…)。そしてただでさえきれいな映像に重ねて、女の子の細かいしぐさや部位焦点拡大の方法(腰から太ももライン、絶対領域が好きなんだよねえ、ここのカメラは)。また日本人女性らしい体系(O脚とか)も容赦なく描写しているところへのこだわり。京アニの良い面が十二分に発揮されたシリーズと思う。主人公たちが二年生になった第三期、あるいは(どうやら存在しているという)スピンアウト作品の形で続けてほしい。
もっとも一番気に入っているのはキャラの声の出し方。ほかのアニメではめったに見られない「口先だけで呟くセリフ」の多用。いかにも、女子高生がボソッと言いそうな口調をアニメキャラに適用させる決断をしたところが一線を画している。もちろん録音技術の向上もあるのだろうけど、このリクエストにしっかり答えた声優さんの力量にも拍手したい。他の等身大アニメでもこういう演出を増やしてくれると嬉しいんだけどなあ。

ブレイブウィッチーズ

w-witch.jp
今季終了第9弾。SILVER LINK.の超手抜きアニメだった。二度と関わらないでくれ。
過去作視聴済みにしてシリーズの大ファン。そんな自分の中における本作の意義は「ワールドウィッチーズシリーズの命脈を保った」「陸戦ウィッチの公式化」の二種類しかなく、正直それ以外は評価できない…というかしたくない。理由は簡単で罵詈雑言しか出てこないから。
シリーズという前提を抜きにして本作を評価すると、本当に駄作の一言しかない。演出のやりようはいくらでもあるのに、わざとやっているとしか思えないほど平坦な物語展開。キャラの個性も思ったほど出てこず、一番盛り上がったのは最終決戦でもなくエイラーニャが出てきたときってのは新作としては本当に致命的ではないかと。じゃあシリーズであることを前提にしたらどうなるかというと、もっとひどい評価になってしまう(泣)。
先に行っておくとSW第1/2期も、正直言えばそんなに良い出来ではなく「痒いところに手が届かない」点は何にも変わっていなかったりする(苦笑)。シナリオも結構酷かった(苦笑)。ただ可愛い女の子とクロッチ描写「だけ」に命を懸けた監督(ミリタリーにはほとんど興味はない、と当時のインタビューでも答えている)に対して、一部ミリタリー愛好者が頑張ってそのあたりの濃い要素をぶち込んでくれたおかげで、想定外の化学反応が起こり成功に導けた。一部にCGを導入したのも目新しいといえる。平成日本アニメの「萌えミリ」は事実上ここがスタート地点と思ってもいい(もちろん過去にもそういう系作品はあったけど、長期にわたって話題になった作品はなかった)。
ブレイブウィチーズ最大の問題は、すでに8-9年前の作品で行われたその技法&演出をそのまま使ってしまったことだ。例えば初期に失望させたCG演出などはその典型。あの当時であればCGを使うだけですごいと言えたが、今や「フル3DCG週一アニメ」が放送され、その演出技法も加速度的に向上している状況である。そこに「卵にテクスチャを貼っただけで喜ぶ3DCG初心者」みたいな絵を商業アニメで使う決断をしたこと自体が異常…というか「完全に手抜きのために導入した」としか思えなかった。おまけに、第1/2期の評価を下支えした「かわいいキャラのクロッチ描写」「重箱の隅ツツキに耐えられるミリタリー演出」をきれいさっぱり吹っ飛ばし、代わりに3DCG演出を入れた…んだろうけど、これも前述のとおり「手抜きのための方法論」にしか見えなかった。陸戦ウィッチの登場も同様。ずっと彼女らの存在の公式化を待ち望んでいた自分にとってあの瞬間は至福であったのだが、同時に「キャラデザの統一感すら無視された、違和感ありまくりのあからさまな一枚絵」に、とんでもない脱力感を覚えたのも事実だ。
そういえばほかに一点評価した事に「キャラが生死判定を必要とするけがをする」があったか。第1/2期では監督の意向で「絶対に死なない」事がうたわれていてそれは本作でも同様なのだろうけど、その影響か大けがの描写はほとんどなかった(出血描写も)。その部分を一部ではあるが解禁したことは、多少なりとも視聴者に緊張感を生んでくれた。まあその程度ではあるが。
それとは別でOPの「http://asin:B01KJFAHOEアシタノツバサ」は良かったな。特にサビのところは、声自体は張り上げていないのにメロディーラインと転調がとてもいい味を出していた。なので石田曜子さんについてはずっと良い仕事をしてもらえている。