幼女戦記

youjo-senki.jp
今期開始第六弾。想像通りとそれ以外。
原作未読。今期のミリタリー枠のつもりで見ている。いわゆる「出版社主導のなろう系」出身で、人気を得るまでは作者の責任で、人気が出てから労せず上がりをゲットするという奴隷的方法論で生まれた作品、というところまでは知っていた。この妙…というよりも奇形のキャラづくりもその影響かなあ、と思っていたが、まさかこれも昨今流行りの転生ものだったとは…完全に食傷気味なんだよなあ。
でもまあ今のところ作品としては気に入っている。中身がおっさんで無神論者がベースにあるならキャラへの見方も変わってくるし、その行動原則もスッと理解ができる。対象を「神」ではなく「存在X」と定義づけたところもいい。不明の存在にどういうラベルを張るのか、というのはとても大事。X側もそれに気が付いて、否が応でも「神」というラベルを口に出させようとやっきになっている感じであるし。最終回にはぜひともニーチェ先生のあの言葉を、存在Xに対して史上最高のドヤ&ゲス顔で叩きつけてほしいものだ(笑)。
いやまあ、たった一人の無神論者に神を信奉させるためだけに、「異世界に飛ばして徹底的にケアする」というこの存在Xの思考は全く理解できないけど。上位次元存在であることには違いないだろうけど、その中でとんでもない落ちこぼれで「とりあえず無神論者の一人くらい、転向させてみろ」と課題を押し付けられている出来損ないにすら思える。まあそうだとしても「異世界に飛ばして存在そのものを変更した」段階で、すでにゲームとしてちゃぶ台返し状態であって、精神的には存在Xはその時点で敗北してるんだけどね。

あいまいみー~Surgical Friends

アニメ「あいまいみー〜Surgical Friends〜」公式サイト
今季第五弾。狂ってる(知ってる)。
前作視聴済み。ワーッと見て、ワーッと笑って、しめやかに削除する。これがこのアニメの視聴方法(おい)。というか、地味に本作のOPでマーティー・フリードマンが協力し続けている点が一番ギャグなのかもしれん(苦笑)。

CHAOS; CHILD

chaoschildanime.com
今期開始第四弾。再放送と勘違いした。
カオスヘッドは視聴済み(ゲームは積み)。正直、1話録画を見始めて「あれ?これ、見たことあるよな」とすぐに一時停止してしばらく放置。ある日思い出して続きを見て「あ、そういうことか」と。内容としては…うん、ここのはこんな感じだね、というところ。奇をてらっているし今時独自のデザインなので悪いことはないんだけど、同じブランドで似たような作品を連発されるとさすがに惰性というか飽きというか、そういうものが出てきてしまう。挙句、物語にはさほど関心がなく、キャラの生死や狂気表現が今度はどうなるのかということ程度しか気にならなっている現状。あまり楽しい視聴方針とは言えないのはよくわかっているけどねえ。

AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-

akibastrip-anime.com
今期開始第3弾。ゲームプレイしないとなあ。
原作積みゲー。確か1も2も買ったんだけどそのまあ。気が付くと2の改版修正が近日出るんですか…いやはや(苦笑)。キャラデザはゲームから一新しているけど内容が内容だし、むしろこの見せ方ならこれくらいの方が楽しい絵面になるし正解じゃないかな。まあ一番面白いのは、異様なくらいに多くの秋葉企業が名義を貸していることだろうか。一種の聖地巡礼ツアー向けなのかねえ…いやまあ、この作品見ていて関東近郊の人なら言われなくても行っている店も多そうだけど。

リトルウィッチアカデミア

tv.littlewitchacademia.jp
今期開始第2弾。triggerらしい。
過去作未視聴。色々話題になっていたので気になっていたのは事実だが(もともと短編で、クラウドファンディングで海外の支持により続編新作を作ったとか)見る機会がなかった。画面の端々から「ああ、これは日本のLimited Animationらしい良い動き」というのが感じられて、見ていて幸せになる。お得意の外連味のある絵作りも健在。残念なのは過去作を知らないので、あちこちに隠されている(らしい)そちらからオマージュで楽しめないことくらい、かな。
ネットで確認する限り、主人公をサポートする二人がフィンランドとフィリピンベースらしく、また面白いところから題材を持ってきた。海外視聴を前提にしているとはいえ、やはりこういう見せ方があっさりと対応できるのが今の日本アニメの楽しさだと思う。「ヤンソン」といえばムーミンの作者「トーベ・ヤンソン」とくるのでフィンランド*1。「マンババラン」という何かの弦楽器みたいな名前はフィリピン伝説の魔女の名前らしく、調べる過程で見つけたフィリピン人らしきファンが狂喜乱舞してた(笑)。残りのキャラは基本的に英国なのかな?実際に国籍がどうこうという話は本作では出てこないだろうけど(フレーバー程度だろうし)、悪意なくそういうところを出してくれると楽しいかもね…。

*1:今調べたら「ヤンソン」性はお隣のスウェーデンらしいけど

チェインクロニクル ヘクセイタスの閃

chronicle-anime.com
今期開始第一弾。真マジンガー形式*1かと思いきや。
原作プレイ済み(最近ログインしてないけど)。正直言うと「過去にプレイしたゲームのアニメ化だから見ておくか」程度のつもりだった。で、第一部最終決戦でクリアした後の物語なのk…あれ?ということで、個人的にはこういう既読視聴者を煙に巻く導入は大好物だったりするので一気に興味がわいた。あるいは、ゲーム舞台の1世代前の話なのかもしれない。画質も良いし音も悪くない。正直今期は不作と思っていたのでちょっとでも興味が増加する作品であれば嬉しい限り。

*1:第一話で最終決戦を描き切り、最後の最後で…というところで第一話が終了した。なおその続きはいまだに描かれていない悲劇。

響け!ユーフォニアム2

今季終了第10弾。bravo!
ブラバン小僧としては文句のない出来(あえて言えば俺の担当だったパーカスにもフォーカスが欲しかった…)。そしてただでさえきれいな映像に重ねて、女の子の細かいしぐさや部位焦点拡大の方法(腰から太ももライン、絶対領域が好きなんだよねえ、ここのカメラは)。また日本人女性らしい体系(O脚とか)も容赦なく描写しているところへのこだわり。京アニの良い面が十二分に発揮されたシリーズと思う。主人公たちが二年生になった第三期、あるいは(どうやら存在しているという)スピンアウト作品の形で続けてほしい。
もっとも一番気に入っているのはキャラの声の出し方。ほかのアニメではめったに見られない「口先だけで呟くセリフ」の多用。いかにも、女子高生がボソッと言いそうな口調をアニメキャラに適用させる決断をしたところが一線を画している。もちろん録音技術の向上もあるのだろうけど、このリクエストにしっかり答えた声優さんの力量にも拍手したい。他の等身大アニメでもこういう演出を増やしてくれると嬉しいんだけどなあ。