セントールの悩み

今期開始分。意外と怖い社会構造。
原作は1巻だけ既読。馬の描写に技術が必要なことはSHIROBAKOでも言及されていたけど(苦笑)、それが日本人名で主人公となるとそりゃよくもまあ週アニメにしたね、と。ある意味、同じく週アニメでは実現不可能と言われた「戦車の挙動描写」をやり切ったガルパンと同様の驚きをもって映像を見ていた。まあ、大半が下半身カットで蹄鉄の音のみ、あるいは寝ころんだ状態ばかりだけど。(馬を描く練習、作画班みんなやったんだろうなあ)
とはいえキャラ通しの交流は普通の日常系アニメと同じなので大きな驚きはない。むしろ、キャラのセリフに垣間見えるこの世界の政治・思想・風習設定の方に俄然興味がわいてくる。明るくのんきな世界に見えつつも、実際には社会や思想統制がじんわり進んでいるようで、中国か大戦期の枢軸国のそれに似ているのかもしれない。これらがあくまでフレーバーなのか、物語に絡んでくるのか、とても興味がある(って、これだとアニメではなく原作の感想か)。

ナイツ&マジック

今期開始分。見てるこっちが恥ずかしい。
原作未読。絵はきれい、メカ描写も悪くない、メカ萌え属性にとってうれしいセリフがてんこ盛り…と個人的に良い要素が多いはずなのだけど、「最初から無敵モード」があまりにもひどすぎてその良さが全部吹っ飛んでしまった。
いわゆる「なろう系異世界もの」での典型、あるいはここ10年のライトノベル系の潮流にある、最初から主人公は「無敵ハーレムモード」(例えばSAOとか)というのは、ティーンエイジ世代には大人気らしいけど、自分にとってはあまりに出来すぎていて気持ちが悪い方になってしまう。もちろん物語の緩急をつけるために彼らなりに挫折っぽいこともあるが、正直女性問題とか、今更何言ってるの的な内容ばかりで、それまでなしてきた行為の反対側の天秤でバランスが取れるものでは到底ないことが多い。ゆえにさらに萎える。
で、本作は何が困ったって、「付き合い悪くて超オタクでスーパープログラマーでリーダーシップあって敬愛される主人公」がスタートで、それがあっさり死んで異世界転生して…で「これってさあ、完全に作者自身の超願望を投影しているよね(作者自身は実際にはこの逆なのだろう)」が透けて見えてしまったこと。主人公=俺、である。
もともと創作者が作る物語なんてのは自身の公開オナニーに近いんだけど、こうもあからさますぎると「おいおい…」とため息が出てしまう。でも、こういうのが今の流行り、ということなんだよな…。年を取った、ということか。

活撃/刀剣乱舞

今期開始分。確かに素晴らしい映像美、なんだが。
原作未プレイ。「セイバーしか出ないFate」という発言をネットで見たけど、まさにその通り…というより、Fateで培った映像技術を「そのままコピーした」風であり、そのことをありがとうとほめるべきなのか、ちゃんと作品ごとに区別化して作るべきと批判すべきなのか悩ましい。ちなみに、個人的には後者寄り。
2クール前の「洗濯や炊事をする」花丸と違って、こちらは一つの事件をじっくり追うタイプの物語かつシリアスなので、作風としてはこちらの方が好みではある。…のだが、とにかく絵の作りがFateのコピーレベルで同じことをしているので、「いや、気持ちはわかるし奇麗だけど、やっぱ新しい表現を考えてほしかった」という口うるさいアニメおじさん的な感想が出てしまうのも事実。花丸は純粋にキャラ萌えの姿勢さえあればそのまま楽しめたので特に作画は気にすることもなかったけど、ちゃんと物語として展開する(故の「活劇」なのだろう)のであれば、刀剣としての見せ方、戦い方ってのも新しい視点が欲しかったな。

徒然チルドレン

今期開始分。微妙な違和感はなんだろうか。
原作はPixivで既読。作者の作品はシャープで白黒のコントラストがしっかりしているし、なにより皆黒髪。なので、そこらにでもいる普通の学生のちょっとした恋愛物語がすっと読める感じがしていた。
しかしアニメ用にデザインしたキャラがどうにもぼんやりする。極端なキャラ描写のためか、色鉛筆セットのような髪、背景と同コントラストになっているキャラ等がその原因だろうか。あんまり奇をてらわなくても、原作自体が良い味出しているのだから、そっと支えるくらいのアレンジでよかったと思うのだが。うーむ。

TORQUE G03

機種変して2週間弱。だいぶ使い慣れてきたので簡単にレポート。
まあ一言で言えば、満足度は非常に高い。

■G02との比較を踏まえて

  • 一回りサイズが小さくなったのは個人的には残念。ただその分かなり軽くなった。携帯性を考えると、この選択は大いにありといえる。
  • 画面下の三つのハードボタンが想像以上に便利だったことが機種変してわかった。 G03だと、「このボタンを表示するためのワンアクション」が必要で、かつスワイプがうまく反応しなければ何回か画面端をスワイプして表示させなくてはいけない。このたった1回のアクションがないということがどれだけ楽だったのか思い知った。
  • 背面スピーカーが意外とよかったこともG03を触ってわかった。音が後ろから出ること自体は疑問ではあったのだが、たいてい手で握っているので手のひら自体が反響板になって、むしろスマホの背面から全方位的に音が出ているように聞こえていた。G03だとフロントになったのでダイレクトに音が出てくるようになったが、当然のことながら指向性が強い音になった。
  • 挙動は、G03ではるかに良くなった。CPUもメモリも増大した恩恵は、これまでのG'zやTORQUEでの機種変時に体感したどれよりも大きく感じられた。なんせシューティングゲームではディレイがかかりにくくなって敵弾の速度が2-3割早くなってしまった(苦笑)。少なくともauの堅牢ガラケースマホを使い続けて、毎回「中身は1世代前」に不満があるなら、この機種変はぜひやるべき。
  • 操作をしていると同時押しができないケースがあった。故障かメモリかと思ったが、G02では経験したことがなかったので色々システムをいじってみたりしたがダメ。で、ネットで調べたら「PCと同く、困ったら再起動」とあり、その通りにしたら解決した…。いや、確かに今のスマホはPCと同様だけど、そこまで同じにしなくても…。しかしこの現象、ようするにメモリ管理がうまくできていないってことだろうか。
  • 指紋認証が便利。「電源ボタンON>暗号入力>ホーム画面」というこれまでの操作が「電源ボタンON>その状態のままで軽く電源ボタンに指を押し続ける>そのままホーム画面」で起動となる。つまり事実上「セキュリティありなのにワンアクション」という超絶便利さ。
  • にしても高いね…。

ガールズ&パンツァー シネマティックコンサート(横浜)

http://girls-und-panzer.jp/
映画に合わせてタイミングピタリで生演奏する、というのは想像以上にむつかしい。それは大宮公演でも思い知ったのだけども、この横浜公演でもそれは同様だった。ただ驚いたのは、それだけがちがちの縛りだというのに、ちゃんと指揮者の個性が演奏に反映されていたこと。通常のクラシックコンサートなら、指揮者ごとに同じ曲でも表現がずいぶん変わるのは当たり前だけど、この縛りでもそれが表現できるのはまさにプロの手すさび。お見事としか言いようがない。あえて分ければ、大宮は「セリフと映像に寄り添ったバランス重視」、横浜は「セリフと映像を完全には上書きしないけど音楽が主役」といった感じだろうか。
ChouChoさんとオーケストラとのタイミングは練習した甲斐があっただけあり、大宮の時のような「佐咲さんとオケとのタイミング合わせにヒヤヒヤ」がまったくなかったので(苦笑)安心して聞くことができた。そしてサプライズゲストで佐咲さんが出てくるのは心底驚いた。というのも、完全に「クラシックコンサートを見に行くモード」だったので、そういう展開は想定すらしていなかった。
そこで最終章前半のOPを佐咲さんが初披露。ガルパンの作品公式曲としては非常に珍しいアップテンポの曲。それこそ最後の戦闘シーンで使えば「主題歌来た!これで勝つる!」と叫びたくなるような内容に驚かされる(イメージソングとかパチンコなら、似たような雰囲気の曲はあるけど)。ますます最終章が楽しみになってきた。
終演後、大使がいないときれいに終わるねえ…と思いながら、ロビーに降りたらその大使が物販で走り回っていたのを見て驚いたw