Island

今期開始分。田村ゆかり、なのか。
原作未プレイ。良くは分からんけどゲーム原作か。正直、海軍帽+美少女というビジュアルだけで見てみたので、まさかのミステリー展開にはちょいと驚いた。そして謎アリ展開ってことは現時点では単純に視聴中止が可能か判断が出来ない。さほど驚きのない美少女ゲー程度なら見る必要はないんだろうけど、逆に美少女殺戮系ならちょっと面白そうではあるが・・・。
しかし、あのチビでぼさぼさ頭で貧乳の巫女さんキャラは、なんかどっかで見たような気がするんだよな・・・。少なくともこのゲーム(?)はやった記憶はないはずなんだけど。同じ会社の別のゲームか、それを基にしたアニメか何かでみたんだろうか・・・。調べてみようかなあ。

山賊ダイアリーSS

続きがでてよかった・・・けど、なんか猟師の頃は仲間のコミュニティーというある意味では最強のストッパーがあったけど、それが「自制心」のみになったのがワイルドというか怖いというか。行動の一つ一つに、常に危険性を考えながら行動する癖が付いていて、これがベテランの思考なんかなーと思ってみたり。
しかしこの行き当たりばったりの内容で、どこまで持つんだろうかなあ。一定のファンが付いていることを前提に、気長に編集さんとまとめていく方向性だろうか。まあ今はネット配信のみという方法もあるから、昔ほどコストとリスクを考えることなく出版社側も動けるから(作者は別)、そういう形になっていくのかな。

だがしかし(11)

だがしかし (11) (少年サンデーコミックス)

だがしかし (11) (少年サンデーコミックス)

  • 作者:コトヤマ
  • 発売日: 2018/05/18
  • メディア: コミック
ほたるさんの黒タイツに惹かれて読み始めた本作もこれで終了。アニメ化もして一定の人気も出たし、幸せな作品だったと思う。(駄菓子メーカーの協力がないとアニメ化なんてありえない作品だったから、第一報の時は結構驚いた、うん)
コトヤマ氏の絵の面白さはその細かさ。単行本でしか読んでいないので、雑誌時の掲載サイズからしたらどうかはわからないが、服の動きから指のつま先まで細かく(ある種神経質なまでに)描きこんでいるのが氏の特徴なんだろう。絵の可愛さとは対比的な描き方は、少しだけあさりよしとおが「所々で描く」細かさに通じるものがあると思う。
できれば長い期間マンガ家として活躍してくれると嬉しい。

ガールズ&パンツァー フェイズエリカ(1-3)

才谷屋龍一氏の描くガルパンは、ガルパンでありながら明らかに「別の世界のガルパン」になっている。それがいいか悪いかは読む人によるだろうけど、個人的には大いにOKだと思う。ガルパン世界をアニメだけに閉じ込めておくなんてもったいないにもほどがある。多くのキャラ(人、戦車)が数多いてそれぞれに十分な個性をだしてくれているのだから、存分にその世界で遊ばせてもらうことこそが、ガルパンおじさんにとっても嬉しいことと個人的には思っている。
それだからこそ、ある意味ガルパン世界で一・二を争う人気サブキャラであるエリカを主人公にした本作が成立したんだと思う(というか、本編のころから散々いじられてきたからなあ・・・ハンバーグとか催眠オナニーとかどっから来たんだ。あ、ワニ好きだけは本作かw)。今後も、エリカはいろんな場面で公式・非公式を問わずいじられまくるんだろうなあ。それだけ愛されているってことなんだけども。
才谷屋氏自身はまだガルパン世界で描きたいものがある様子だし、まだまだ期待したい。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

今期終了分。作品としては中途半端、だろうか。
原作未読。キャラ描写の映像自体についてはさすがの京都アニメーションというしかない。ただ物語の構成がヴァイオレットを中心とした1.5人称という中途半端なスタンスでカメラを置いたせいで、どうにもしまりが足りなかったというのも正直なところだ。
もっと少年兵時代と郵便時代のそれを退避させて、時代の残酷さとそれを残り超える少女の活動を見せた方がよかったのではないかと思う。…というか、あの恐ろしく精巧な義手はいったいなんのオーバーテクノロジーなのか大いに気になるんだけど。それだけで一冊同人誌を描きたくなるほど興味がある。おそらく優秀退役軍人として破格の性能の義手を贈呈された、ということなんだろうけど…メンテナンスも楽ではないと思うしなあ。

宇宙よりも遠い場所

今期終了分。個人的には2018年トップクラス(まだ始まったばかりだけど)。
オリジナル物の面白さを存分に楽しませてもらった。脚本が粗製乱造が得意(時々当たるけど)な人だったのでかなり心配ではあったけど、「南極観測隊のリアルな日常」と「女子高生たちの友情物語」が素晴らしいバランスでかみ合っていて拍手が止まらない。
特に友情物語については、同じ脚本家が描いた「ラブライブ」のようなテンプレ&ご都合で塗り固められた善隣友好物語ではなく、「友人とは」というテーマでかなりまじめに取り組んでいた部分がよかった。友人同士の関係性もいい感じに描けていたし、自分を馬鹿にしたあるいは友人を無視したかつての人々に対して「ざまあみろ」「ざけんな」でバッサリ切り捨ててそれで良しとした作品は、きわめて数が少ないはずだ。それを成しただけでも十分すぎる価値がある。
南極観測や昭和基地についてもかなりリサーチをされているようで、ずっと昔に個人的興味で知った内容とも多くがかぶっていて、それだけでもにやにやが止まらなかった。
ラストも変にベタベタすることなく、「ずっと親友だよ」「今日はここで別れよう」とすっぱりと決断したところも非常に勇気のいる脚本だったと思う。願わくば続きかスピンアウトも読みたいところではあるけど、ここまでしっかり描かれてしまうと何をやっても蛇足になるんだろうなあ。

ゆるキャン△

今期終了分。緩いけどガチだった。
原作未読。百合っぽい雰囲気のある日常系アニメかなーと思っていたら、真冬のキャンプで、設備や準備は超ガチ系というギャップにやられた(苦笑)。もともと「冬にソロキャンプ」という発想自体がほとんどなかったせいもあるけど、原作者もかなりガチ入っているんだろうなあ、と。
撫子としまりんの凸凹コンビはバランスが秀逸。互いが互いの不足分をいい感じにカバーして周りに幸せ空間を与えてくれる。まあ言ってしまえば「キャラがほんわかしている日常系処女群像アニメの一つ」でしかないんだけど、これは変に突っ込むような作品でもないからこれで良し、でしょう。原作はまだストックがあるみたいだから、二期もやってほしいな。