蒼穹のファフナーRight to Left

脚本の力をまざまざと見せつけられた気がします。同じキャラデザで、同じくばたばたと人死にが出る某種死と比較しても、ちゃんと脚本の上で主義主張がされている点で見事に一本筋が通っています。*1物語の最後に涙を流した人はいるでしょうけど、怒り狂った人は(ファフナー本編放送時と比較しても)かなり少なかったと思います。
というかですね、沖方登用でここまでやれるからこそ、本編で最初からこの体制でやってほしかったもんですよ。この後のXEBECの凋落*2を考えるとよけいにそう思います。

*1:種死の監督は「互いに平和を求めても、その主義の違いによって戦いに至ることについて考えてほしい」等と言ったようだが、これは「私(=監督)は思考放棄しました。主張もありません」と言っているのと同義。こう言えば、後はどんなひどい脚本崩壊&キャラ虐殺を行っても「考える材料を渡しました。私(=監督&脚本)が納得できる答えが出せない限り、視聴者側が悪いです」で許されてしまう。

*2:その巻き添えでナデシコ2とステルヴィア2の企画凍結したし・・・