テス

テス 上 (岩波文庫 赤 240-1)

テス 上 (岩波文庫 赤 240-1)

上巻読了。メイドさんチックな小説ということで読み始めたけど、今やそんな意識はまるでなし。この時代の小説にありがちな過剰とも思えるくらいの装飾描写はともかく、テスの心情の描き方はかなり生々しいなあと。それこそ、この時代ならもう少し宗教がかったりオブラートにくるんだような書き方をする方が多いと思うんだが、遙かに低俗(良くも悪くも)。そして・・・不幸!うまくアレンジすれば、現代の純愛&鬱エロゲにだってできるぞ、これ(どういう評価だ)。下巻を読み始めているけど、最後がどうなるかかなりどきどき。