CYNTHIA THE MISSION(1-3)

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CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)

CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)

CYNTHIA THE MISSION 2 (ZERO-SUM COMICS)

CYNTHIA THE MISSION 2 (ZERO-SUM COMICS)

CYNTHIA_THE_MISSION 3 (3)    IDコミックス REXコミックス

CYNTHIA_THE_MISSION 3 (3) IDコミックス REXコミックス

本屋では「高河ゆん柴田昌弘足して割った絵だなあ」(2巻表紙)以外の感想はなかったんだけど、とあるblogを見ていたら格闘&殺人な肉弾戦漫画と聞いて俄然興味が沸いて、ひとまず1巻を購入。翌日、即続巻をまとめて購入。作者自身が格闘好きというのがとても良く伝わるんだけど、それ以上に「社会的にはネガティブな思考なんだろうけど、やっぱり色々考えざるを得ない」思想?のところにけっこう共感がもてた。キャラの使う技術(格闘術や殺人術にかかわらず)はファンタジーにならざるを得ないのだけど、魔法のような極端なファンタジーではなく「ああ、もしかしたらあるかもしれないね」的な余地が残されているところがまた興味をそそられる(まあ男女問わず、遠慮なく殴られ殺されている潔さも気に入っているんだけどね)。
格闘漫画が好きで読んでいる人も多いと思うから、当然男性キャラの描写とか写植の使い方が板垣恵介によく似ている、ってのは色々話題になっているんだろうな(彼のアシだったからなのか、リスペクトなのかはよく分からないけど)。でも女性キャラクターですら猛獣描写になってしまう板垣絵と違って、板垣絵に昨今の典型的萌え女性キャラが普通に存在し互いに殴って殺し合っている絵を見ることができるというそれの1点だけでも許せてしまう。何より読んでいて興味がそがれることがない(面白さが継続する)。板垣恵介は物語の面白さの波が大きすぎるから、その点だけでも十分だと思う。来月には続巻が出るみたいだから、非常に楽しみだ。