鉄人28号 白昼の残月

オシャレな街のガールズバーでのアルバイト
シネコンとはいえ、昼間&けっこうマイナー&大人向けアニメと言うことで、てっきり空っぽの劇場で一人見ることになると思ったんだけど3-4割程度の客の入りだった。で、内容だけど、重い・・・重いよ、本当に。テレビシリーズのコンセプトをそのまま2時間スペシャルに持って行った感じで、戦中・戦後混乱期の雰囲気がこれでもかと言うほど満載。そして鉄人も「悲しき兵器」という枠をそのまま維持してた。だから、テレビシリーズの空気が気に入っている人は是非見に行くべき。
ただし、以下の2点は注意(パンフ売り切れで未購入だから、そっち次第では間違いかもしれないけど)。1つは「テレビ本編と時系列やキャラ配置が違う?」ということ。たぶんテレビの続きや隙間エピソードというよりも、テレビシリーズの素材を元に、改めて再構成し直したものだと思う。だから、死んでた人が生きていたり、立場が違っていたりという状況がある。もう一つは、派手なメカ戦闘を期待すると拍子抜けするかもということ。鉄人達の戦闘は非常に重量感があってそれはとてもいいんだけど、熱くて燃える戦闘とはほど遠い。時代の軛に捕らえられての重くて悲しい戦闘ばかり。・・・まあ、双方とも今川版鉄人を知っているのなら了承済みと思うけどね。