CLANNAD〜After story〜 第22話「小さな手のひら」

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まだ番外が一話残っているけど、実質的最終回ということもあるのでちょっとだけ（総括は改めて）。2ちゃん界隈では「クラナドは人生」など揶揄されているけど*1、もし今回の第22話の内容がゲーム通りの展開なのであれば、揶揄されて当然だろうなと思う。ゲームは積んだままなので同じかどうかはわからないけど。
とにかくこの回の感想は『（　ﾟдﾟ） ﾎﾟｶｰﾝ　』につきる。
しょせんアニメ/ゲーム（原作）なので、奇跡やご都合主義なんてものは歳末大セールのごとくダース単位で棚売りされているのは良くある話だが、今回の展開は大安売りにも程がある。生死に対する安易な扱いでムリヤリ感動を演出してきた物語の末に、「嫌なことはぜんぶなかったことにしよ〜」と強引すぎる超巻き戻し＆ハッピーエンドルート突入（あるいは、ハッピーエンド系列の平行世界にご招待？）。なにこれ･･･先週の続きはどこ？いままでの積み重ねはどこ？こんな展開に感動しなきゃいけない物語なの？
確かに奇跡ルート自体は色々期待はしてた。汐一人に小さな奇跡が起きて無事生還できた･･･とかさ。それが時間軸ごとひっくり返すオールリセット方式とは。まあ生死の扱いが感動用小道具程度の作品だから、人生丸ごと書き直しという手法も余裕で採用できるのかもしれないけど。*2人生というなら「良いことも悪いことも全部丸めて抱えた上で、それでもしっかり前見て歩きましょう」くらいのことを言ってほしかったんだが･･･。平行世界のハッピーエンドルートに移行して皆ハッピーという行為は、それまで築いてきた従来の人生を安易にゴミ箱にぽいっと捨て去っているだけなのに。そんなに軽いものなのか、この世界における人生ってやつは。
なんというか、素で萎えた。京アニは良い絵を作っているのにねえ･･･。

*1:本気の方もいるんだろうけど。

*2:「精霊会議」の方が、まだ笑える要素があってマシだよ、うん。