ワンダーフェスティバル2009夏

ワンダーフェスティバル 2012[冬]
相変わらず、ワンフェスの入場列は長すぎる。馬鹿正直に2列縦隊にして隙間を詰めるようなことも絶対にしないから当たり前なんだけど。列に並ぶまでに20分近く歩き、20分待って30分炎天下を歩くとは。ビッグサイトよりも酷いかも(幕張特有の広さと海風に気を紛らすことはできたけど)。しかも入場列のコントロールができていないらしく、本来の待機列に並ばずにショートカットして入場している人も多数(たぶん、彼等はショートカットしていること自体気がついていない)。流石に声を荒げる人はいなかったけど、結構頭に来ていた人は多い。ここは十分に反省して欲しい。
幕張での開催自体はおおむね成功した気はする。ビッグサイト時代よりもゆったり開催できたと思うけど、これを「余裕のある開催」と見るか、「従来の熱気が失せた」と見るかは人によるだろう。個人的には企業ブースの盛り上がりが今ひとつと感じた(巡音ルカのコスプレした長島☆自演乙☆雄一郎が登場して、「ダブルラリアット」を会場と一緒に歌い、グッスマ社員にミットを持たせて本気キックとかは楽しかったけど)。個人ディーラー達もなにか落ち着きすぎている。なんか熱気がなあ…年に二回のお祭り、しかも今回は一度飛ばしての復活開催だというのに。
成人エリアは、まさかあそこまでがっちりとチェックするとは思わなかった。完全に一列にして、身分証明をチェックするのはWFスタッフではなく体格の良い警備会社の方達だったし。海外の人対応でゲートごとに英語がしゃべれる人までつけていたのは驚き。もっとも、「なんでこれが成人エリアに?」と首をかしげる物も多かったし、逆に「これは成人エリアじゃないの?」というものもあった。まあ、基本的に個人ディーラーの判断に任せていると思うけど、ヘタにゾーニングとかすると「ゾーニングに入っていないのがある!問題だ!」と揚げ足取りされるのが心配だ。
最後に作品傾向…というか、スマッシュヒットが無かったせいか新しい動向はほとんどなし(けいおん、くらいかな新顔は)。「東方プロジェクト」「リリカルなのは」「ボーカロイド」「ストライクウィッチーズ」「エヴァンゲリオン」あたりが相変わらず目立っていた。強いて言えば、東方系がより前面に出てきていたこと、「角川版権なので今回限りです」の注意書きが目立ったことくらいか。個人的に「おおっ!これは!」と思える造形にほとんど出会えなかったのが残念だった。あ、一つだけ「オリジナルの二足歩行兵器でWWIIチックな造形」は凄かった。