著作権とダウンロード違法化とネットコミュニティ in ニコニコ動画

最近はモンハン3とアニメ視聴で夜がつぶれていて、なかなかニコ動をゆっくりとサーフィンしている時間はなかったので、久々にゆるゆると探していたらこちらを発見。
アイドルマスター ワンダーモモーイ by 亜美@とかち re:produce

内容はいつものアイマスMAD。作成しているのが有名&実力Pということで見所満載なのは言うまでもない。で、気になって色々巡ってみたら、どうやらこの歌を歌っている桃井はるこ自身がこの動画の感想をTwitter上で書いたことが各所で話題となっているようで。さらにMAD制作者が返事をして大騒ぎ。詳細はこちらのブログで。
桃井はるこも泣いた! 『ワンダーモモーイ re:produce』友P&慈風P緊急インタビュー! - 敷居の先住民
ワンダーモモーイを桃井はるこさん本人が見て絶賛 - くじらのなく頃に - はてなグループ::ついったー部
Twitter自体は未だやる予定はないけど、現代のネットを使った無限域での同時感情共有ってのも凄いな〜、と改めて思った瞬間。ある意味、現実を舞台にした2ch実況みたいな状態であり、そこに有名人がぽろりとつぶやいた言葉がここまであっという間に展開される。しかも、その題材はハイアマチュアが手遊びに作ったMAD動画であり、そのMADが作られるにはアイドルマスターやらその他ゲーム&アニメへ、そして桃井はるこという一芸能人への一般人(ファン)からのリスペクトが込められているわけで、こういうつながりは本当に面白いなあと思う。
勿論、桃井はるこ自身がつぶやいていたように、昨日のNHK-BS「ネットスター」でテーマとなった著作権の問題とも大いに絡む話であって、権利者である桃井も本来的な立場であれば「良くて黙認」で留めて然るべきケースではある。アイマスコミュニティなどもその前提があったらばこそのニコ動での盛り上がりであることは否定できない*1。それでも、今の世の中であるからこそ、こういう偶然的な展開が実現されるという事実がある。著作権は大事なのは言うまでもないことだけど、それ故に(強権を使って全てから営利を求める)権利者側と(犯罪を犯すかもしれない)一般側とは十分に話し合って行かなくてはいけないと思う。

*1:実際、バンナム側やゲーム制作者側として、公式かつ正面からこれらMADについてはコメントしていないし、できない。あえて言えば、ニコニコ動画上に専用チャンネルを作ったことが彼等なりの回答であったと言える。