『英国メイドの世界』の発売元が発表された件

行動の結果に出会った縁 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん
コミケに行くたびに購入させていただき、毎回とても面白くかつ為になるメイド研究本をリリースされているサークル「SPQR」。以前からチラシやブログで商業出版の話題が出ていたけど、ついに出版元が発表…講談社BOXとは…。自分の中でも講談社BOXは「変わった形式で出版しているなあ」とは思っていたけど、まさかこちらの厚い資料本をOKしてくれる度量まであるとは思わなかった。どこかの歴史本をメインに扱っている出版社になるのかなあとか、同人上がりだから中小にならざるをえないのかなあ、とか予想していたし。
でも、ブログで経緯を丁寧に説明されていてそれを読み進めていくと、色々納得できるところも多く見えた。というか、久我さんの分析力が一番凄い。これまでのメイド同人本にしても、本当に色々お考えになって結果を出しているわけだし、立派な人だなあ、とつくづく思う。少なくとも、単なる運に任せていたのではなく、過去における多くの積み重ねが今のご自身を作り上げられていることを自覚的に捕えていらっしゃる。「神は自ら救う者を救う」「奇跡を待つより捨て身の努力」なんて言葉があるけど、まさにそれを体現されているのではないかと。
発行が来年の春以降になってしまったようだけど、もう十分ゆっくり待ちますよ。メイドブームも落ち着いてきているし、資料本という側面があるなら、慌てて出す必要もないわけだし。今から楽しみだ。