冬コミ戦利品・1

予算の都合でいつものような買い方は出来なかったけど、終わってみれば印象に残る本が多かったように思う。それを忘れないうちにぼちぼちと書き出すことにした。

敵は海賊 短篇版」「アンブロークンアロー」がすでに発売済みであったことを教えてくれた一冊。ありがとー。

ボカロファミリーをネタにしたとぼけた内容。フルカラーの小さな変形本。絵柄・内容・本の体裁が気に入って購入。

自衛隊(陸・海)の擬人化本…と言いつつ、仕分けがテーマだったり観艦式予行の乗船レポートとかかなり濃い(苦笑)。女性らしい絵柄ではあるけど線がすっきりしているの非常に読みやすかった。

ついに地元キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!

  • 『蹉跌の中の少女達(準備号)』(水心堂

ベルリン戦直前〜撤退戦をテーマにした創作マンガの準備号。夏コミに発行された本のようだけど、ミリタリ視点での物語、A4版フルカラーと言う気合の入った内容なので、ぜひ完全版を読んでみたい。

  • 『(無題)今回は新作12枚…スマンコッテス』(uncommunity)

いつもA4冊子に、人体骨格&筋肉図をキャラ透過の手法で手書きスケッチを出しているサークル。手書きなのにレントゲンのような精緻な描写なので、いつも思わず買ってしまう。骨や筋肉にアニメキャラの顔が付いている絵が多いのだけど、不思議とグロさはあまり感じない。現代のターヘルアナトミアとか、手塚治虫が若い頃に良くやっていたという顕微鏡スケッチのことをいつも思い出す。

Excelさん所の新刊。「がんきょうっこ」と読むらしい。興味はあるけど詳細はほとんど知らなかった暗視装置の解説本だったので、隣に置いてあった「なのは」のエロ本見向きもせずに購入(おい)。いやあ、すごい面白かった。赤外線投射のアクティブ式の知識は少しあったけど、パッシブ式はほとんど知識無かったし。やっぱり化学と材料工学の進歩なんやねえ…。

物語より、箱○ツインスティック落書きと巻末にあった節子への詫び文が楽しかったりして。ツインスティックはねえ、弱くても買っちゃいますよねえ。…本当にでかかったけど。

オリジナル作品のロボ娘ストーリーの新作。ロボ娘とではあるけど、外見にメカらしさが皆無なので個人的にはアンドロイドみたいな感じでずっといるけど。今回は主役がフィーム。何気ない描写だけど、作られて壊されることが当然の実験用ロボ娘の死生観を垣間見るような内容は面白い視点だった。左腕がああいうものだったのは、いくらなんでも超絶過ぎではと思うけど(苦笑)。

購入はできなかったので番外扱い。見本誌は少し時間をかけて見させてもらった(後ろの人本当にゴメンナサイ)。同人の原点に戻り「商業では出来ない、自分たちのやりたいことをテーマを決めて表現したい。そのコンセプトゆえに、その頒布も同人イベント会場のみとしたい」というコンセプトで作成されたそうだが、実際フルカラーA2版全体にびっちりと描かれたイラストには息を呑んだ。時間をかけて隅から隅までじっくりと見て、ルーペで細かいところを見て…ということを本気でやりたくなった。どんな紙・どんな印刷機を使ったんだろう…等の職業病的な好奇心までうずうずわき出してきたし(苦笑)。どうやら、まだ頒布する機会はあるようなので、できれば入手したい。