WHITE ALBUM
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: Blu-ray
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第一期後半のような「色々な意味での崩壊」は無かったという点で一つ安心。ただ、絵の品質を上げるために止め絵を多用していたのは(たとえ演出的意図があったとしても)褒められたものではなかった。物語としては芸能スキャンダルがらみの所から最後の収束の頃になって、ようやく「WHITE ALBUM」というアニメとして面白くなってきたとは思ってきたけど…なんか最後もしまりがないというかなあ…W主役の二人、歌っただけで出番無かったし。アレを見て心から安心してエンディングを迎えたと思える視聴者がどれくらいいたんだろうか。PCゲーム当時から主人公のへたれ&浮気症は叩かれまくってたし、周囲の女性キャラがいとも簡単に彼を認めていた点も「なんじゃそりゃ」という感じでもあったから、最終シーンのあの笑顔の先に本当に由綺がいたのかどうか…。
第一期の頃からそうだったんだけど、とにかく本作は演出的意図があまりにも先走りすぎて、視聴者を惑わすことしかしていなかった気がする。昭和のトレンディードラマだって、もう少しサービス精神があったかと思う。原作ゲームも、エンディング「だけ」はとりあえずちゃんと書いていたわけだし*1、なんらかの配慮は欲しかったかなあ。
最終回、原作のテーマ曲「WHITE ALBUM」をお披露目したけど、その映像とゴーストやっていた娘の映像が重なったとき、「そういえば、PCゲーム版で本来のWHITE ALBUMを歌った人(非公開である)は、これをどう見ているんだろうか」とか考えてしまった。
*1:そこまでの過程は、ゲームとしても物語としてもシステムとしても酷い物だったけど。