ガンパレード・マーチ逆襲の刻〜弘前防衛

やっぱり、このシリーズは首都で行われている政治&テロ戦が、戦場よりも面白い。人の動きは少ないけれども、5121小隊ではどうしようもない「上の」戦いがしっかり見ることができるわけだし。ホント、榊オリキャラ様々だ。
戦場については、補給・ロジスティクに重きを置いた描写が昨今のトレンドを表しているのが楽しい。戦争において一番重要なのは補給なのだけれども、一般層にそのことが知られはじめたのはここ数年のこと。ちょっと前には、江畑さんが「軍事とロジスティクス」という本を出して話題にもなった。なんというか、「榊ガンパレ追いかけている読者なら、これくらいは安心して書くことができる」という榊さん自身の安心感、そしてそれに情報を提供できるブレーン=芝村さんもいるわけだし、面白い関係性が出来ていると思う。
にしてもシベリアか。どこで見たのか忘れたけど、ガンパレ世界の未来年表でシベリアの事件の話ってあったっけ?思い出せん。