シブすぎ技術に男泣き!

シブすぎ技術に男泣き!

シブすぎ技術に男泣き!

ジャケ買いその2。こういう職人話、縁の下の話は大好きなので思わず購入。作者自身の経験と実感が伴う漫画は、多少絵が稚拙であろうとも言いたいことがビンビンに伝わってくるので気持ちが良い。
こういう中小企業の無名の職人が日本の戦後復興を支えてきたことは、もっとしっかりと伝えるべきだと思う。コレがあったからこそ今の日本の繁栄があり、それが忘れ去られ、さらに嫌われてすらいる今の日本のままでは未来もないのだということを。一時期、「プロジェクトX」を指して「過労死推奨番組」とまで言われたこともあるけど、やはりそれは正しい評価ではないだろう。彼等は信念の元に仕事をしていたのだから、それを他人にとやかく言われることはナンセンスとも言える。勿論、それを今の若者に強要することもアレだけど、ゆとり水深・楽になることだけを考えている現状が果たして彼等を笑えるのだろうか。