東京都青少年健全育成条例改定の今後

色々と不穏な情報が流れすぎ(苦笑)。宇宙関連情報ではお世話になっている松浦さんのエントリが話題になっているようで、端的に言うと「”廃案”が消えた。あとは少しでもマイルドにして貰えるようお願いするしかない」「だから、みんなでお礼メールを書こう!」というもの。mixiの作家経由で流れているそうなので出本の確認はできないけど…。該当記事は、前述の松浦さんのサイトでご確認を。
で、そのエントリを見ての感想。

  1. 「早めにお礼を伝える」「自公の方にも伝える」というのは非常に同意。
  2. 真のターゲットが「腐女子少女コミック、同人」というのは過去の集会でも指摘されていたこと。正確に言えば、男性向け商業は、過去の闘争の末「自主規制」やら「成人指定」という線引きが出来たが、女性向けと同人には一切網がなかった。実際、規制派が陳情しているネタの多くは、「過激な性描写のある少女orレディコミック」「酷い内容が多すぎるけど、文句を伝える代表組織がない同人業界」らしいし。
  3. 「廃案は無理だから」とこの段階で決めつけるのは問題かと。勿論色々事情はあるのだろうけど、『廃案を前提として動いて、最終的に妥協案にせざるをえなかった』のと、『最初から廃案不可能を前提として、妥協に妥協を重ねる』では、闘う姿勢にずいぶん違いが出るはず。
  4. 自公側が、月末の議会にて「突如規制案の採決を要求する」可能性はゼロではないと思っている。もっとも、それをやったら、日本から「表現の自由」どころか「民主主義の自由」事態が消滅したと思う。

なんというか…ここまで強行に規制を進めようとしているその行為そのものに、重大な疑義を感じているのは自分だけではないと思う。日本政治の裏側で、いったい何が起きているんだろうか。全体主義化、あるいは日本という国家・文化の崩壊を促進しているようにしか思えない。