戦う司書 The Book of Bantorra

戦う司書 The Book of Bantorra

今期終了第4弾。もうちょっと軸がしっかりしていればなあ。
第一話ではハミュッツ・メセタを中心としたバトル物、次に世界設定が前提の年代記物、第1エピソード終了時で図書館を舞台にした群像劇(&崩壊劇)と、順次物語の枠組みが判ってきたのは良かったんだけど、今ひとつどこにピントを合わせて物語を見ていけば良かったのか、最終回まで見てもはっきりしなかった。おかげで、あまり悪い印象はないものの、作品そのものに対する印象も、おそらく制作側が期待するようなものでは無いと思う。結論から言えば、視聴者は最初から超越者=神的な視点に立って、どのキャラも「群像劇の駒に過ぎない」というくらいに割り切って見ていけば、一番言いたかったテーマに近づいていたのだろうと思うけど…それはかなり難しい要求だった。
ついでに言えば、自分が気に入ったキャラ(可愛い、かっこいい、面白い、渋いetc)の大半は死んでしまったし(苦笑)。まあ、これは自分にとってのお約束みたいな物でもあるのだけれど。今となっては、ノロティの健康的なお色気が懐かしいくらいで、それ以外の印象はあまりない。うまく転べば、今川版ジャイアントロボみたいな楽しみ方もあったかもしれなかったな。
なんというか、色々残念。