ダンスインザヴァンパイアバンド

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今期終了第5弾。終わってみれば王道だった。
新房+シャフト特有の雰囲気があったのは序盤程度で、その後は作品自体の空気が強くなったのでそういう意識がほとんど無くなったのは意外。じゃあ作品としてどうなのかというと、「バンパイアと人間」という対比である種古典ではあるけど、最近は見ることが出来ない物語だったので面白く見ることができた。ただ、最終エピソードが「ごく普通の女王と騎士の物語」に終始してしまったので、正直それだけは「つまらなくはないけど、印象にも残らない」という状態になってしまった。第二期への複線と考えれば、事実上「種まきが出来ればいい」程度の判断でくっつけた話なんだろうけど…あまり良い判断とも言えなかったかも。
残念ついでに言えば、OPのレベッカ「フレンズ」のカバー。元の曲が大好きだったのでバイアスがかかった見方になってしまうことは致し方ないとは言え、もうちょっとなんとかならなかったのか。原曲の持つ良さを全部殺された感じだった。カバーするなら、せめて1〜2カ所程度は原曲を越える、または新解釈ができるようにしてくれないと、ただの「コピー失敗」にしかならない。残念。