口蹄疫と国家

口蹄疫については、「確か強い伝染病か。それが宮崎でねえ…」程度の認識だったけど、色々調べてみたらまったく洒落になっていないことが判明して愕然。今のところ、人体への影響はほぼ0*1だけど、口蹄疫ウィルスは空気感染もする伝染力が強力なもので、初期対応に失敗すれば国内畜産が全滅しても不思議ではない「世界的にも撲滅を求められている第一級の家畜伝染病」らしい。
本当なら大騒ぎの筈だけど、どうも「風評被害を押さえるため」の報道規制がなされている、という情報が出てきている。事実かどうか不明だが、ネット経由で地元から伝えられるニュースを見る限りでは、マスコミが報道規制を行っていると思われても致し方ない。なんせ発生してからもう1ヶ月近く経つというのに、「旧国際獣疫事務局 (OIE) リストA疾病」*2に上げられ、畜産農家を含む国家レベルでの経済活動に大打撃を与える大問題に対して、あまりに情報量が少なすぎる。おかげで、今ではtwitterや動画投稿サイトで現場の人や小規模ニュースや地元ニュースサイトが開示しているしかない。
こう言うときに限ってマスコミ側は「慎重な報道」と言うけど、麻生自民政権から現在の民主鳩山政権において、どれだけ意味が無くインパクトだけが強い「三流ゴシップ」記事を載せてきたことか。さらに言えば、民主党政権も4月中旬には判っていたこの情報を放置して、今もおざなりな対応をしているらしい。ネットに上げられている動画等を見ても、とてもマトモに対応しているとは思えない。国内畜産を全滅させる気なんだろうか。
マスコミも現政権も、なにか意図的に日本という国家を潰そうと熱心に腐心しているように見えて仕方がない。特に情報や精神道徳面についての規制や精神運動を積極的に推進しているように見える。*3

*1:厳密に言えば、過去に1-2件感染例があるらしい。

*2:wikiより。

*3:強行採決動画、民主党女性国会議員の「どう見ても自分から勝手に転んでいる」動画等を見ても、やり口があまりにせこく、非常識な者ばかりだ。かつて自公もやっていたという反論もあるようだけど、同じ事をやっている時点でそんなことを口にする資格なぞ微塵もなくなっていることに気がつかないのだろうか。