オタクと表現規制と参院選

どうも衆院選はしばらくなさそうな雰囲気だし、ここでどんな方を国会に送るかでこの先の動きが見えてくる。ちなみに、一連の「表現規制」として指摘されている最近の法案の内容について。

  • どんな形、どんな理由であれ、一度導入された表現規制が撤回されることはまずなく、拡大はあれども縮小もない。
  • 一連の規制は「エロ規制」ではなく、一定の指向の元で「実在被害が証明されず、反証は沢山ある」ものを、「無用な不安を煽るのみの手段」で「知ることを制限し、考えることを禁止し、弾圧することを是とする」というものであること。宗教戦争全体主義、極端な人権保護手法と同じ方向性。警察官僚の新たな天下り先作りにもなっている事実。
  • 反対派は、冷静な科学的法的議論や状況証拠を元に反論しているが、規制派はそれらをまったく無視し”不安と多数派”のみで押しつぶそうとしている。(議論から逃げているのは規制派です)

確かに「国がなくなったら意味がないから自民党を支持」という声も理解できなくもない。「民主」「社民」は国防・国益の観点で言えば確かにかなり感心がない。正直、個人的にもリベラル系政党を支持しにくい最大の理由がそこ。「民主・小沢の影響力」は消えてはいないと思っているし*1。ただ、じゃあ今の自民党は大丈夫なのかと言えば極めて疑問。「大敗を冷静に反省できない政党」は正直支持したくないし、今の自民党の保守傾向は極端な傾向が見えて正直イヤだ(都条例での極端な。自民党は天下の悪法「人権擁護法案」を推進しようとしていた張本人でもあり、それに反対していた議員の多くは自民党から出て行かざるをえなかった*2。となると、逆説的に「国がなくならなければ、どんな規制も受け入れる」ということにもなってしまう。今ならば、保守票として投票するなら、自民より国民新党の方が個人的には好きだ。(
あと「みんなの党」は日本国における表現規制派の代表格の後藤氏(というか、この人が大半の規制法案を動かしている)が比例区で立候補してしまったので、選択肢から外す。いなければ選択肢に入れてたんだけど。
ただオタク層は「政治に興味がない(本当であれ、わざとであれ)」年代が多い。つまり、政治的には「票田にならない」として無視されてしまっている。だから、しっかり選挙に行って「争点にすれば、一定の票になる」という認識を政治家に持たせてあげる必要がある。
その上で、個人的に投票用紙にはどう書くか。

  • 比例…保坂のぶと氏(社民)

個人的には社民の党是は認められないので悩むポイント。しかし、保坂氏の「表現規制への反対姿勢」と「家庭や子供の保護の重要性」の姿勢は極めて一貫している。何よりよく調べ、よく話す。こういう人は、ぜひ国会に行っていただきたい。

  • 選挙区…未定

表現規制に反対してくれて、技術振興・宇宙開発に感心があり、国防をしっかり考えてくれる人ならベスト。まあそんな都合の良い人はそうそういないけど。地元選挙区の一覧で確認中。

その他、「表現規制」というポイントで行動される方にとって、投票時に参考になりそうなサイト。

参院の比例は「名簿拘束式でない」。各党割り当て議席数から「個人投票の多い順に当選」になるため、当選させたい方がいるなら「政党名ではなく名前をフルネームで書く」のがいい。
どの党にも反対派・賛成派はいます。民主にも、自民にも。なので、リベラル/左翼系は駄目である場合、選挙区投票ならそういう方を選ぶのもアリ。

*1:本来、この方は地下で策略を練るのが仕事。

*2:郵政民営化にも反対していたためでもある。