児童ポルノ遮断、試験運用を10月頃から開始

国民の基本的人権と安全を考える有志のブログ 【恣意的運用の可能性100%】児童ポルノ遮断 試験的運用へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100819/k10013437161000.html
最悪の一手。詳細は上リンクの[国民の基本的人権と安全を考える有志のブログ 【恣意的運用の可能性100%】児童ポルノ遮断 試験的運用へ:title=「表現規制について少しだけ考えてみる(仮)」]さんに書いてあるけど、おおよその予想通りインターネットの監視団体とやらは、ECPAT日本ユニセフの息がかかった(というか、その息しかない)「インターネット協会」であったわけで。
ここは、事実上「規制派と警察官僚の巣窟」同様の組織であって、社会的・表現的な観点から公平に判断するなんて事はまず不可能な集団。おそらく、すでにこの先のレールは事実上敷かれているも同然だろう。そのレールは、おそらくこんな感じ。

  1. 試験運用開始。日ユとECPATが作成済みのリストに沿って強制遮断開始。ただし当たり障りのない範囲。ただし、どこを遮断したかの公表はなく、インターネット協会に対する監視・罰則規定は事実上存在しないので、この段階でネット管理権を彼等が掌握したも同然。
  2. 試験運用終了。「一定の成果があったので、引き続き正式運用にする」というコメント発表。
  3. 正式運用開始。日ユやECPATが独自に判断した基準でネット管理の暴走開始。

ちなみにこれは児ポの話ではあるけど、青少年向けのネットフィルタリングには「政治」の項目が存在していることをお忘れなく。つまり、彼等にとって都合の悪いサイト(表現規制に反対しているサイトなど)を「青少年に謝った価値観を植え付ける政治的に悪いサイト。ゆえに遮断」という判断も彼等出来、しかも実行可能。
ネットのフィルタリングや規制については、かなり多くの声が総務省等にも届いていたはずなのだが、結果的にその声は完全に封殺されたことになる。また、これは「ネットに対する大々的な公権力の介入(しかも基準は思想的に偏っている一団体による主観的な物のみ)にもかかわらず、大手新聞各社はまったく記事にしていない。新聞社のネット憎しの声が聞こえてくるようでこちらも恐い。
今やれることは、該当官公庁に反対の声を届けると共に、少しでも多くの人にこの事実を知ってもらうことしかない。