神奈川県青少年保護育成条例の改正

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/seisyonen/jorei/kaisei-gaiyo.htm
色々物議を醸してきた神奈川の青少年保護育成条例が可決されたらしい。上記HPとPDFの内容を見る限り、事実上規制推進派(というより純潔教育派)の主張がまるまま通った感じがする。
条文の内容を読んで見たけど、正直背筋が凍った。これを書き上げた人は、親も子供も社会も一切信用していないに違いない。でなければ、これほど偏執的で罰則規定に充ち満ちた条文を書けるはずがない。ざっと見る限り、これらの指導(?)に対して異議を申し立てるための条項も見当たらない。おそらく、彼等はコレを称して「社会正義」というのだろうが…。純潔主義というより精神浄化運動に近い内容だと思う。
これが普通に通るようになってしまったのが今の日本ですか。タバコにせよベイスターズの移転騒動にせよ、今の神奈川県は潔癖主義というより人工的に聖人君主を作りたがっているようにすら思える。現実がよほど嫌なのだろうか。
都条例の件で考えれば、これが可決したのを理由に都条例推進派が「遅れてなるものか」というだけの理由で、強制署名を背景に強行採決を仕掛けることが怖い。というか、やりかねない。