コミックマーケット79 終了

無事に三日間を乗り切った!今回、いつも回るサークルさんが東西に見事に別れてしまったため、いつも以上に走り回ることになってしまったけど、なんとか押さえることができた…。おかげで脚が痛いけど。三日目の想像以上のスムーズさは異常だったし。そして三日目の軍鉄カテゴリ名物の「三三七拍子&万歳三唱」。すっかり定番になったようで閉会直前には本当に沢山の人が鈴なりになっていて、閉会の拍手直後の盛上がりは非常に楽しかった。それこそ、どこの大納会だよ、というくらいに(笑)。でも締めるには最高だった*1
都条例の絡みもあり、次回以降の開催では大きな影響が出てきそう。とにかくやれることは今からやっていくしかない。

  • 今回の印象

流行の展開が早いとは言え、前回それなりにあった化物語やAngelBeats!はあっという間に駆逐されていた。化物語は極々一部に八九寺が残っていた程度でほぼ一掃。ABに至っては全館を見て回ってようやく数個というレベルだった。化物語がなくなったけど刀語はどうかといえば、こちらはほぼゼロ。ある意味消費去れ尽くした印象がある。
それに変わって台頭した「俺の妹〜」だが、その7割が黒猫、2割が桐乃、1割が地味子というのも象徴的。とにかくどっちを見ても黒猫ばかり(苦笑)。「パンスト」は話が話だけに二次創作がやりにくかったようで、それなりにあったとは言えブームというには厳しかった。メイド系はすっかり大人しくなったけど、その分厳選されてきた印象。
二日目の「東方」は相変わらずのブーム。周辺の人数が減ってもここだけはずっと混みっぱなし。年齢層も明らかに違っていてとにかく若い。中学〜高校生も多かったように思う。ただ、いわゆるオタ的な雰囲気を持つ人が意外と少なく、彼等が次代のコミケを支える参加者になってくれるのかと言えば個人的には大いに疑問。東方ブームが静まったら、大半はコミケを去ってしまう気がする。そもそも、彼等は「コミケに参加」という意識ではなく「東方のイベントに来ている」ということだと思うし。
都条例関連をテーマにしていたり、ブースの片隅に関連の物を置いていたサークルが散見されていたのも象徴的。「マンガ論争」シリーズを置いてある所では多くの人が立ち寄って読んでいたし、マスコミや規制派&反対派のジャーナリストも多数乗り込んでいたのと言うしで、そういう意味で非常に緊張感のある回でもあった。都条例の本格施行は7月という事もあり、「これがまともなコミケの最後じゃないか」という噂すら立っている。事実、同人の印刷関連ではすでに萎縮が始まっているし、商業系では事実上の「学生描写の禁止」が成されているという作家さんの声すら聞こえる。
久々にコスプレ広場でのんびりしたのだが、某戦場カメラマンのコスプレ&アクションが面白すぎて最高だった。いやあ、ホントによく似てた。この方がMVPだな。

*1:初めて知った方もいて、皆さん驚くと同時に笑って受け入れていたのも良かった。