東京都都知事選挙

マスコミ調べでは石原氏の圧倒的勝利という方向みたいだけど、前回投票でも石原氏への投票率は30%を切っていたらしい。石原氏の票田は「自民&業界筋」と「公明&創価学会」というもの。組織票は投票率が下がれば下がるほど有効に働く。逆に、投票率が上がればあがるほど無意味になる。
だから、絶対に投票に行こう。
ちなみに、昔は「白票でもいいから投票しよう」と言われてましたが、今は「白票は意思の放棄であり無意味」が定説です。投票したい人がいないなら、それ以外誰かに投票する(ネガティブボーティング)という手法がありますから、それを駆使するのも手です。例えば「自民も民主も嫌い…仕方ないから消去法で共産党」とか「XXX氏は嫌だけど他の候補は知らない。じゃあ、二番目に人気がある人に投票しよう」とかがあります。もちろん、当選圏内に居る候補者の主張をざっと眺めて決めていただくのが一番なんですが。
んで、一応「表現規制関連」でのスタンスを改めてざっくりと整理。

現職。規制推進派。無所属で自公推薦。強烈な保守派。事実上選挙活動はしていないが、地震報道関連でテレビやラジオへの露出が他候補と段違いに多い。氏が当選した場合、神奈川で苛烈な「青少年健全育成条例」や「禁煙条例」を施行し、石原氏が選挙に出ることが決まったとたん撤収し、副都知事の確約をもらった元神奈川県知事・松沢氏がブレーンとなり、同様の行政を展開するとのこと。

元宮崎県知事。規制慎重派。無所属。基本保守*1だが、都条例については「業界との信頼回復や慎重な運用を」と発言しており、マニフェストにも「アニメ、漫画などの文化力を最大限に活かした観光振興を推進する。」と明記している。なお廃案までは発言していない。

ワタミ会長。規制推進派。無所属で民主の非公式支持。都条例については「すばらしい法案」と改めて発言している。ただ色々発言を聞いていると、合議で成り立つ”政治”というものをあまりご存知ないっぽい?

参議院議員。規制廃止派。無所属で共産党推薦。改正都条例については「改正部分は廃案にする」と明言。その上で、児童や子供への保護を手厚くしたいと発言している。規制反対という立場では、もっと明確。

下馬評では、石原→東国原→渡邉→小池という順番らしい。投票率が上がらなければ、おそらくコノ順位で確定。投票率が上がればひっくり返しもありうるという状況にはなっているとのこと。なので、石原氏を支持したいなら無理に投票に行かなくてもよろしいし、石原氏は嫌だけど他に居ないなら東国原氏あたり、規制を絶対に反対したいなら小池氏…という感じかな。

*1:口の悪い人には”プチ石原”という方も。