都条例に対する業界側の反応(のひとつ)

(0ページ目)ついにロリマンガ消滅へ 業界団体が示した「自粛案」の苛烈さ - 日刊サイゾー
くるくるまわれ 出版業界の漫画自粛案への意見・苦情のお願い
サイゾーの記事なのでどこまで信用すべきかは悩むところだけど、記事署名の「昼間たかし」氏はずっとコノ問題を追いかけている方(基本反対派)。なので、これが具体的な話でないとしても、似たような話が内部で成されていることは確実と思っていいかと。
今回の状況は簡単に書くと以下のとおり。

  • 都条例は順次施行されているが、図書関連は7月からになる。それまでに業界としてのスタンスを決めなくてはいけない。
  • 今回、出版大手が加盟する「出版倫理協議会」が内部会議で案を提出したが、これが都条例の規制範囲すらも大きく逸脱する内容だった。
  • そのため、アダルト系出版が中心で加盟している「出版倫理懇話会」が猛反発している。
  • そもそも都条例の想定範囲は「成人指定されていない本」だったので、アダルト出版側として今回の提言はそれを踏みにじられたと感じているフシがある。

個人的には、都条例の影響を過剰に心配*1している大手団体も、蚊帳の外と思い込んでいた中小団体も、どっちも甘いなあという感じ。基本、ここは戦っていいはずなんだけど、どうにも出版側に戦意があまり見受けられない。少なくとも、この自粛案が出たら行政官僚側がにやりと笑うだけで、少ししたら更なる強化が待っていることも必定。規制したい側は裏に原理キリスト系が控えているわけだし。
ちなみに、出版倫理協議会は昨年の3月に都条例への反対声明を出している。なので、ACEまで作って喧嘩?しようとした事実もあったのの、この心変わりはなんだろうかといぶかってしまう。
ともあれ、各団体に声は届けないと。
(追記)
反対の意見を送った。というか、これまで議員や漫画家や読者が一生懸命反対してたのに、いきなり本丸が自壊してどうするんだよ、と。

*1:または行政側と何らかの取引か情報があったところの動き