BD再生とPIO病発生

さて、思わずニコ動やWordデータをREGZAで表示させて満足しかけたが、本題はBDの再生であったことにしばらくして気がつき「これで大画面で楽しめるぜ」と無邪気に再生したところ…画像が超カクカクなのであった。「…そーいや、数ヶ月前からBD再生はずっとこれだったけ…」。やはりというかなんというか、落とし穴はしっかり準備されていた…ということで、色々考えては試してみた。まあ結論としてはタイトルの通りなのだけども。

環境:WindowsXP-SP3、3GMEM、Geforce GTX260、MSI M/B(自作機)、PowerDVD8
実験内容

  1. 症状的には明らかに「スペック不足」。ただ、昔は普通に再生できたこともあり、BD側の規格が急に変わらない限り問題は発生しないはず。コレ前提。
  2. CyberLink BD & 3D Advisor」で確認したところ、GTX260のドライバが古いとかコーデックをアップデートしろとか出たので、ひとまずドライバ更新>改善なし
  3. 最新コーデックがどこになるか分からないので、コーデックを含んだ各種ソフトをいくつかインストール>改善なし
  4. 再生ソフトの問題かと思いいくつかフリーのBlu-ray再生ソフトを試す>改善なし…というか再生できず
  5. PowerDVD8側がすでに古い可能性もあったのでDL販売でPowerDVD10にアップグレード>改善なし(約7000円の出費)
  6. M/BのBIOSの問題…とも思ったが過去の状況からしてそれはないと除外

結局この段階では全部ダメ。いったん頭を冷やす。
DVD等は問題なく再生できているのだから根本的なハード故障は考えにくい。やはりスペックか動画転送速度になんらかの問題があると見るのが妥当。しかも以前はBDでも問題なく動いていたのだからスペック不足は除外できる*1。しかも現在のBD再生でも『動きがないシンプル映像』ならカクカクがないのも事実であり、あくまでちょっとでも映像の情報量が増えたとたんにカクカク出現という症状…やっぱり転送速度か。
で、ここではたと思い当たった。「昔…DMA>PIOの問題ってなんかあったな…?」
ということで、[デバイスマネージャー]>[IDE ATA/ATAPIコントローラ]の「プライマリ/セカンダリIDEチャネル」を早速確認してみるとビンゴ。あからさまに一つだけ「PIO」になっている値を発見し、所謂「PIO病」が発動していることを認識。早速ググってこちらの解決策を参考にして、レジストリから該当箇所を捜索&修正。そして再起動してBDを再生…成功!!多少ケーブルが見苦しいとは言え、これでREGZAでBDを見ることが出来るぜ!(音声はPCのスピーカーだけど)

*1:旧世代のCorei7+GTX260で電気馬鹿食いでもパワーはあるはず!