オトメディウスX

オトメディウスX(エクセレント! )

オトメディウスX(エクセレント! )

期待しまくっていたせいなのかもしれないけど、かなりガッカリしている。キャラ性を前面に出したかったんだろうことは想像が付くんだけど、そのせいで肝心要のSTG部分がかなり劣化していないか?正直、ゲーム性だけで言えば前作のオトメディウスGの方が圧倒的に上だ。このゲームはキャラ萌え+STGのバランスが微妙なところで保たれているところが売りなのに、その片輪を自分で壊してどうするつもりなんだろうか。少なくともGをプレイした頃は実績やらウェポンカード増強を抜きにして、本気で色々やり込んだしその気合もあったけど、本作については、かなり微妙だよ。NormalでもExpartでも一部打ち返し弾を除けば体感的に難易度変化が感じられないのもどうかしている。
まあ後はDLコンテンツが短期間のうちに=ユーザーが飽きないうちに配信できるかどうかだけじゃないかな、このゲームの命脈は。まあ、コナミのDLコンテンツの配信の遅さはもはや伝統芸の域に達しているし、ただでさえユーザーの離れ方が早そうなゲーム内容だから…つまりそういうゲームになってしまうんじゃないだろうか。
(追記)
Normalエンドや一部Expertエンドを見たけど…キャラゲーとしても微妙だわ、これ。もう結局それぞれのキャラに何をさせたいのかさっぱりだし、Gからのキャラは一瞬で出てきてすぐ撤収という意味不明な状況だし、何よりボス戦が面白くない。藤崎詩織を「グラディウスシリーズのボス」で出してきた所を見ると、コナミ的には「スーパーコナミ大戦」でもやりたかったのかもしれないけど、前作オトメディウスがそれなりに評価されたのはキャラ以前にSTGとして結構ちゃんと作られていたからだ、ということにまったく気がついていない一つの理由かもしれない。だから、今作はSTG部分に手抜きというか技術&知識不足があからさまに露呈してしまっているんじゃないだろうか。だって、ロック解除された設定資料集を見たけど、この内容だけでもちゃんと考えて作ればもっと面白いゲームになりそうなのに、どれもただの背景だったり何も考えずにそのまま使っていたりと、制作側がどれだけ「STGとして脳みそを働かせていなかったのか」を如実に表しているんだもの。
一応全キャラロック解除まではプレイし続けるつもりだけど…正直かなり苦痛であることはここに書いておく。自分レベルのヘタレシューターですらあっさりとこんな感想が出てしまうのだもの。熟練シューター達はさらに辛辣な意見を述べていると思うけど、たぶんそれは反論のしようがないと思う。