はやぶさ HAYABUSA

全天周映像 HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-
warnermycal.com - 
プラネタリウムでは未だ見たことがないけど、2D編集版がワーナーマイカルで上映されるというので見に行ってきた。わずか45分程度の作品だけど、個人としての思い出補正が強烈すぎて冷静に評価ができん(苦笑)。でも、はやぶさの機体を擬人化することなく、言葉をしゃべらせることもなく、純粋な探査機として描ききったのは対象視聴者を考えると大正解だったと思う。細かい道程や事故を知っている身としては「あれ、あのシーンは?」と思うところが何カ所もあったが、それも前述の理由で許せない内容では決してない。
少なくとも、これは「正しい宇宙啓蒙映画」であることは間違いない。そして、はやぶさの働きがどのような物であったことを分かりやすく知らせるものであることも間違いない。今後、東映(『小惑星探査機はやぶさ‐遙かなる帰還‐(仮題)』)松竹(『おかえり、はやぶさ(仮)』)・20世紀FOX(『はやぶさ/HAYABUSA』)等とラッシュが続くけど、啓蒙映画としてはこれが一番。
なお、もともとプラネタリウム上映用と言うことで映像をゆがめて作ってあったものを2Dに変換した副産物か、想像以上に立体感を感じる映画になっていることも付記しておく。