コミックマーケット80(C80)三日目&まとめ

二日目まで「お、けっこう金額消費抑え気味じゃん」とか一人悦に入っていたら、今日という日のためのトラップだったでござるの巻。完全にチャクラ解放されてたなあ…。

  • 作品と人気傾向

魔法少女まどか☆マギカ」旋風吹き荒れる。どっちをみてもまどかかほむほむ、あるいはマミかさやかか杏か…という状況だった。ここまでどーんと来たのは久しぶりかもなあ。コスプレも多かったし…もっとも、こちらはまどかが圧倒的で続いてマミ、杏という感じ。人気のあるはずのほむほむは案外少なくさやかに至ってはかなり意識的に探さないと見つからない有様。なんという格差。
もう一つの旋風は「TIGER&BUNNY」(はやく撮り溜めた奴見ないとなあ)。こちらは主に腐女子の間でブレイク。ただ、ネタ的に男性向け作家さんもけっこう多く書いていたりして、ここまでオタク層の男女分け隔てなく人気が出る作品は昨今珍しい。コスプレはどれも気合が入っていて素晴らしかった。
あと個人的には、「花咲くいろは」の同人誌が想像以上に多くあって嬉しい限りだった。地味に人気だけど、あちこちで同人誌が出ているのは一人のファンとして嬉しい光景だった。

  • トラブル関連

これは昨日のエントリにも書いたとおり。都条例や児ポ法などを使った各種表現規制の網でどんどん自由を奪われている昨今で、こういう権力側にとって容易に付け入る隙を与える事例は非常に問題が大きい。
そういえば「歌い手」問題については、そのカテゴリーの代表者*1を通してどれだけ問題なのかをtwitterで展開した結果、「ギリギリ及第点」までは回復したらしい…が、昨日言ったような意識改革の問題はついて回るため、今後当分は叩かれまくるジャンルになると思う。それに彼等が耐えてかつ改善に持って行けるのか。そこが勝負。

  • マスコミ

マスコミや規制派の取材には気をつけろ、とはよくtwitterのTLに乗る言葉だけど、それを地で行って見事にはめられたのが今回のコミケであったろう。すでに日本テレビ?にて事実上のサークルへの無許可のまま同人誌を放映(モザイクは架けられていたが、ほとんど意味がないほど細かかったらしい)される事件まで発生していたらしい。コミケ館内での取材陣の横柄・強引・偏向的取材傾向についてはtwitterでウォッチャーが逐次報告していたけど、本当に連中はどうしようもない。そもそもコミケ等の空間は、あくまで私的趣味を”同じ趣味を持つ者どおし分かち合う場所”であって、マスコミの取材が出てくる幕ではそもそもないはずなのだから。別のTLでは、マスコミによるほぼ盗撮に近い状態の撮影により、家族や周辺にそれを知られることとなり、もともとのネガティブ偏向報道も相まって大変なことになっている方すら出現している。マスコミを味方に付けるのも戦略だからというのもあるかもしれないが、これまでの状態を見る限り百害あって一利なしがそのまま当てはまるのではないだろうか。

  • 外国人

回を重ねるごとに海外からの参加者が増えていたけど、震災やら原発の影響だろう、思ったよりは少なかったように思う。ただその分、参加していた外国人はどれもかなりの強者っぽかったのが楽しかった。

*1:正確には、コミケ古参でコミケスタッフとも面識があり、かつこのジャンルへの関わりと影響力が強い一人の参加者。