青空にとおく酒浸り(5)
- 作者: 安永航一郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/09/13
- メディア: コミック
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それだけこの第5巻のインパクトは凄い。昭和の空気を一切否定せず、その緻密な画力と強引すぎる展開を平成の世に叩き付けているこのパワーはもはや奇跡。ずっと商業で鳴かず飛ばず(というか描いてなかった)だったけど、その間も夏冬コミケをはじめとして主要同人誌即売会では、その時その時の旬の作品を彼独自の解釈でエロギャグを常に出し続けたその経験とパワーが、延命も含めて今に生き残った秘訣じゃないかと思う。
…しかしまあ、なんでこの作品が単行本になるのにずいぶん時間がかかったんだろうなあ。もしかして、雑誌掲載時と内容がずいぶん違っているんだろうか。あるいは、「こんなの売れるはずねーじゃん」と思われていたのだろうか。まあ…自分も本屋で単行本を見て初めて存在を知った口だけどさ。