超級!機動武闘伝Gガンダム(5-7)、新宿・東方不敗!(1)

本屋に行ったら7巻と東方不敗が並んでいたので、「この勢いで外伝まで書いたのか〜。島本センセすげえなあ」と思ったら、第2部でしたというオチが待っていた…のはまあいいけど。相変わらず全編島本節が吹き荒れていて大変よろしい。ただその影響で、今川監督特有の極端なカタルシス感が少し失われているのが残念かなあ。今川監督は流れての静動を極端に見せることで、圧倒的な驚きを視聴者に見せることが得意。ゆえに、東方不敗初見時に「紐でMSをたたき壊した!」「素手でぶちこわした!」等の桁外れの展開に熱さを感じていた。しかし、島本センセは全編ひたすら熱く、かつ所々にバカを放り込む方法論を常套手段としているため、今川Gガンとは明らかに空気が違っている。それは東方不敗編を見るとかなり明らかになっていると思う。
まあこの流れはこれでいいんだけど、ずっとこのままだと読者が疲れてこないかなあ、というのが偽らざる今の感想だ。どうなるのかなあ。