ニコニコ超会議(初日)

ニコニコ超会議2016
色々興味があって行ってみた。そして楽しかった。なんというか、すげーカオスな学園祭って感じ。なんせ、見た目は「無料の企業エリアが豪勢で、有料のニコニコエリアが色々ヒンソー」なわけだし。でも、このカオス空間がとてもとっても面白かった。マジ行って良かったよ。ぜひ、第2回目もやってほしいなあ。

  • 客層

とにかく若い。10代と20代の人数が物凄い。これは海浜幕張の周辺駅についただけですぐに分った。コミケの高年齢化が話題になっているけど、こういう会場を見るとそれを肌身で感じる。もうオーラからして若い若い。20代後半以降は其処いるだけで空気が違うもの。だけど楽しいのが、会場に入ると年齢なんか関係なくなること。若い連中の間に中年や老年が混じってもほとんど違和感がない…というか、周囲が当たり前のようにそれを受け入れてる。これがニコニコが作ってきた世界であり価値観なのかな、と思う。その光景を実際に見ることが出来ただけでも来た価値はあった。

ミクが多かったなあ…技術を表に見せる為のフックになっていることを痛感する。それを小説にしたのが野尻抱介(尻P)の「南極点のぴあぴあ動画」だけど…当の本人が会場で展示物出してるとは思わなかったw小説の中の一シーンを実際に表現してみた、ということで静電気発生装置を使ってあーやの髪がぶわっと広がるのを再現してた。その他にも3Dとかこまかい技術とか基盤とかいろいろ。もっと濃くてもよかったかもなあ。

ニコ動がなければ初音ミクのブレイクはなく、ミクの盛上がり無くして今のニコ動も無かったと思うと、セガYAMAHAが全面支援してここまでのセットを準備したのはある意味当然だったと思う。しかも、そこに新しい楽器(キーボードで歌えるとか)とか擬似3Dスクリーンとか色々あって興味深かった。あの楽器はちょっとほしい。

買おうか迷ったけど結局買った。んで、会場でずっとくっつけてみた。モーター音は確かにするけどシングルモーターにスペックダウンした代わりに「キュンキュン」という音がなかなかに可愛いので、結果的には良かったと思う。会場でずっと付けて思うのは「自分では見えない」という当たり前のこと。つまりもう一人誰かがいてこそ楽しめるアイテム。コミュニケーションツールとして発売しているのは確かに真実だった。テレビ東京に取材されそうになったし(勿論断ったよ!)。
とにかく会場で歩いているだけで女性陣の目がこちらに向かって「それ可愛いですね!すごい動く!!かわいい!!!」と話しかけてくる*1ニコニコ技術部で面白い展示物を興味津々でじっくり見てるとスペース主が「わははは!ガンガン動いてる!!」と笑う笑う。そんな人を見て自分も嬉しく笑って会話。日常じゃ駄目だけど「ハレの場」でつけるのはアリかもしれん。楽しいもん。

  • 例のあれ

アルパカもふもふ〜。この近距離で実物見たのは初めて。本当にもふもふだった。臭いはまあ草食動物特有のもので、牛舎から糞の臭いを消したらこんなかんじかな。白と茶がいたけど、白が終始ミューミュー(めーめー?くーくー?)啼いていたのは印象的。…まあ、疲れていたんだろうな。

  • 商業スペース

ゲームショー等と違って、メーカーごとに好きかってやってたのは印象的。勿論商業らしいことをやっていたところ(カードゲームとかVita新作ソフトのプロモとか*2)もあったけど、グッスマみたいに「ねんどろいど原形作成タイムアタック」とか「なぜか麻雀大会」とかニコニコ超会議らしいところもあった。痛車勢揃いはなかなか凄かった・・・というか後ろにモニター積んでゲームしてたり、擬似コンサートしてたりとなんか凄かったw

  • 気になったところ

スタッフが慣れていないのか、入退場で色々問題が。まずスタッフが声を出してない。下向いたりぼそぼそ声ばかりで、拡声器を使っても聞こえないほど。とにかく「必要な情報を事前に観客に伝える」ことが出来ていないので、入場者がかなり混乱してしまう。しかも入場口が人数よりも圧倒的に狭いので、時間が遅いとろくに入場すら出来なかったらしい。さすがにこれはコミケスタッフの方が圧倒的に上だったな。

*1:女性側からこんなに話しかけられたなんて、XX年ぶりだぞ、俺。

*2:ミクの次回作もあったぜ!