鶴ヶ島・脚折雨乞い祭

http://www.city.tsurugashima.lg.jp/education/shakyo/amagoi.html
埼玉県鶴ヶ島市にて4年に一度、オリンピックイヤーにのみ開催される土着祭事。全長36m、重さ3トンという巨大な龍蛇を300人の男が担いで練り歩き、目的地の「雷電池(かんだちがいけ)」で五周したら一斉にたたき壊すといういろんな意味でダイナミックなお祭り。今は離れたとは言え、大学までここに住んでいたにも関わらず、いろんな事情でずっと見ることができなかったこれをようやく見ることが出来た。
雨乞いの由来を極めて簡単にまとめるとこんな感じ。

昔、干ばつになると村の龍神様に頼んで雨を降らせてもらっていた。しかし住居である池がなくなったことで、龍神様は群馬県に移住してしまった。困った村人は、移住先の群馬県の寺社で水を汲み、地元の池に戻すと雨が降った。それに習って、龍神を作り神を宿らせ、町中を練り歩いた上で雷電池に到着(=一時的に龍神様を池に戻す)し、そこで龍神を一斉にたたき壊すことで「龍が昇天」したとする。別の見方では、「作り物の龍の残骸で池を覆うことで、龍神が怒り狂って雨を降らす」なんてのもあるらしい。
で、この壊したときに龍の一部を持ち帰ると幸運のお守りになり、特に金の飾り物等は家宝になる。

とはいえ…いやまあ、こんなにでっかいものとは。話や写真では何度も見ていたけど、実物の迫力は桁違い。36mと数字で見ると「ふーん」と思うけど、実際に「巨大な顔が目の前を通過した後、いつまで経っても終わらない胴体部分」ってのは「なげー…」の一言しか出なかった。こんなド迫力なのに、これまであまり話題にならなかった方が不思議だわな。いやあ、満足した。
なんでも、8/26(日)16:00からテレビ埼玉で特集番組を組んでくれるらしい。機会があったら見てみよう。