カールズ&パンツァー in 大洗あんこう祭

http://www.town.oarai.lg.jp/~kankouka/asobu/info_g_6_795.html
ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|公式サイト
前日ギリギリまで散々悩み、結局八九式を購入できたことで色々踏ん切りがつき、結局イベントに行くことに。もっとも、もしイベントだけだったら行っていなかったと思う。メインが「大洗あんこう祭」だから未知の土地で未知の食材に出会えるかもしれないし(あんこう祭ってくらいだし!)、個人的には初の聖地巡礼すらできるという二つのバランスが取れたからこそ、自身の中でGOが出たのだろう。そうでもなきゃ、スマホ購入で赤貧の状態で安くない交通費消費してまで行かなかったろうし。
戦果報告:あんこう鍋、あんきも汁、あんこうの唐揚げ、つみれ汁、でっかい焼き鳥、つくね汁、以上。どれも凄いおいしゅうございました…じゃなくて。いや、食ったものはどれもすげえ旨いし安いしで食いしん坊としては天国状態だったけど。

  • 大洗の歓迎っぷり

スタッフのブログやtwitterを見る限り、大洗あんこう祭にガルパンが参加することになった最大の動機は地元からの強力なラブコールだったようだ。もともと制作スタッフが数回大洗でかなり濃い取材をして地元民と交流をしていたというし、水戸コミケでオタクの集客力も身に染みているだろうし、なにより震災津波の影響をまともに食らい、さらに近場に原発があることから風評被害で観光客も激減だというから、商工会としてもこの機会をなんとしても活かそうと必死だったのだろうと思う。だからこそ、大洗の駅に降り立ってからのガルパン祭は凄まじいものがあった(苦笑)。*1
駅の通路にはガルパンのポスターの列、ロビーにはほぼ実物大の超巨大布ポスターがあり、駅の売店や待合室はガルパンの額縁が所狭しと張りまくる。残念ながらラッピング列車は見れなかったが、記念乗車券はゲット。そして、あんこう祭への無料送迎バスの看板までガルパン仕様。ぶっちゃけ歓喜と共に「やりすぎだろ」と苦笑い。

  • あんこう祭会場(タワー&マーケットガーデン)

既にニュースにもなっているように、例年2.5万人前後の人手が6万人を突破したとか(苦笑)。当初は自分みたいなミリオタかぶれのアニメ好きが見るニッチな作品と思ってたことからすると、まだ実質5話しか放映されていない、しかも完全オリジナル作品でこの集客は異常事態としか言いようがない。例年も長蛇の列になると言う「あんこう鍋引換券列」を軽く突破し、両脇を自衛隊と海保に挟まれたブースで物販を続けていたのだから、地元の人も驚くよなあ。*2会場自体はこじんまりしていたせいか、効率よくあちこち見て回れたのがまた良かった。展望台の見晴らしも素晴らしく、一年以上前にここが津波に飲み込まれた場所とはとても想像できなかった。

あんこう祭会場、およびまいわい市場双方とも盛況だった。まあその大半が地元コラボ商品の宣伝ばかりだったのは少し残念だったけど、まあ仕方ないか。正直、今はもう声優にはあまり関心がないので誰が誰だかは認識できていない(制服、ミニスカ、ニーソ(一部生足有り)という点はGJだったが)。でもどのキャストも純粋に大洗が気に入っていることは良く伝わった。驚きだったのが、地元大洗高校ブラスバンド(マーチングバンド?)部とのコラボ。説明で、マーチング大会全国金賞常連校と聞いて驚いたが、確かにその実力は見事だった。学生時代にブラバンに燃えた自分も、ここまで演奏できれば良かったなあ・・・と思うことしばし。何より、やっぱりマーチはブラスの響きで演奏するのが一番だよな!ということを再認識させてくれた。サントラで良いから、この演奏してくれたマーチを収録してくれないかなあ。
第4話市街戦のロケ地はてくてく歩いて回ってみた。おおむね40分弱で回れたのでたいした距離ではなかった。町並みを見て、本当にスタッフは気合入れてロケしてたんだなあと実感。勿論絵としてのウソはあるけど、そんな些細なミスを指摘したところで作画の評価を落とす理由にはならない。ここまでやられたら、そりゃ地元だって何とかしたいと思うよなあ。残念ながら、萌え絵馬が数多く方法されたという神社には行けていない。もし次の機会があれば見に行ってみたい。

*1:大洗鹿島線ってディーゼルだったのね。あのエンジン音が勇ましすぎてちょっと感動。

*2:地元の叔母様方が列を見て「みんなメガネばかりで見分けつかないわねえ、はははははは」と笑っていたのが印象的。