おせん(7)

おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(7) (イブニングKC)

おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。(7) (イブニングKC)

おせんが他のグルメ漫画と一線を画すのは、他の漫画だと自分以外の過去の主張を「全否定」するけど、本作は「受容しつつも、よりよい選択肢として提示」すること。「それも良いと思うでやんすが、多少手間がかかってもこっちでやったほうがおいしくいただけるじゃないですか」という彼女のスタンスは、受容性があって素直に納得できる。黒歴史であるテレビドラマの影響で事実上断筆となった前シリーズだと、後半他のグルメ漫画同様に「否定」や「断定」が入っていたからちょっとなんだかな〜と思っていた時期もあったけど。