ガールズ&パンツァー・スタンプラリー

今回はイベントもないため、フルタイムで自分の好きなように行動できる。たまたま友人も行くことになり道連れも出来た。天気が良くてよかった。ただし完全徒歩なので、どこまでいけるか心配だった。

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「ガールズ&パンツァー」特設(大洗観光協会 よかっぺ大洗)
明日から大洗のスタンプラリー開始!&大洗駅新商品情報 ガールズ&パンツァー公式ブログ/ウェブリブログ
見事にフルコンプ。このスタンプシートの手作り感が思った以上に良い。ただ実は最初フルコンプは狙っていなかった。歩きということもあり、地図を見る限り大洗アクアワールドだけずば抜けて場所が遠かったのであきらめていた。が、大洗駅から大洗磯前神社までの距離を考えると「案外いけるんじゃ?」と思って歩いてみると、神社から20分程度で到着。あきらめないでよかった…というか、一番遠いところに西住殿をレイアウトするとはいろんな意味で策士だな(苦笑)。

厄年なのでこちらにお世話になることにした。というか考えていたよりもずっと規模の大きい神社で、霊感の気がある友人いわく「こりゃパワーすごいわ」とのこと。去年あたりからろくでもないことが連発していたので、祈祷料を奮発して納めたら他の神社でも見たことがない「朱塗り+絵馬+鈴」というフルセット破魔矢がおまけでついてきた。これ普通に5,000円はするよなあ…。でも、とにかくこれでどうにかクリアしたい。

あんこ祭りのときにあんこう鍋のうまさに感動してしまったため、今度はフルセットを食うのが目的のひとつだった。お世話になったのは磯料理山水。当日飛込みでも食えて、値段もそこそこで…という条件でチョイス。ただ現場に行ってみるとかなりの人だったのでどうやらある程度知名度のあるお店だったらしい。で、とにかく「あんこう鍋」「あんこう友酢」「あんきも」のフルセットを食す。ざっとネットで見た限り一人分の量はたいしたことない…と思っていたんだけど、いざ二人分(山水は二人分から)で頼むと大皿てんこ盛りに野菜とあんこうが(苦笑)。味噌も思ったより薄味で「じっくり煮ないと駄目?」と心配だったのが、いざ食べてみるとこれがまた絶妙なバランス。友人と二人で夢中になって食いまくった。正直普通の料理と比較すれば値段はかなり高いけど、十分に元がとれる味だった。いや、マジで二人で行って正解だった。(夏はマリンスポーツが盛んだというので、また様子は違うのだろうけど)


あんこう焼きはぎりぎり弊店間際に突入。豆乳あんしかなかったのでそれを4つ購入するとあんこうチームシールを2枚くれた。よくわからないが、本来パックを購入したときにつく帯がなくなったのでシールが二枚とのこと。味は…正直豆乳なので少し警戒していたのだが非常にうまい。バニラフレーバーなのも良い。会長の干し芋は食ってみたかったのでセット購入。そして蝶野教官の「撃破率百二十%」はまいわい市場になかったので、町の酒屋に入って購入。後日飲む予定。

村おこしで漫画やアニメを起用する手法はそこそこ増えてきているけど、成功した例は非常に少ない。その多くは「村おこし」と「収益」だけを目的としたもので、こういうものは120%確実にファンからそっぽを向かれる。同時に、そんな気がなくてもあからさまな町推しも敬遠される。その中で「らきすた」を使った鷺宮はモデルケースになっているけど、これも実は神社とその周辺の商工会議所がファンと足並みをそろえて少しずつ前に進んでいた結果ではあるけど、その地域から一歩はなれると別世界でもある。
そんな中大洗が変わっているのは、まさに文字通り本作を「歓迎」していること。作品を「利用して」町おこしを図るのではなく、「町ごと作品のファン」になることでうまく回っている好例。とにかく町のあちこちにガルパンの地図があり、地元名産を使ったガルパン名義の食べ物が「町のお店」に普通に販売されているのは凄い。だって「販売所にないなら、街中の個人商店で買えばいい」なんて他のアニメタイアップじゃありえない。モータースポーツイベントだって、会場を一歩でたらまるでイベント自体がなくなったような様子だというのに。鉄道会社もあちこちのインフォメーションでも普通のお店でも、普通の地元のおっちゃん・おばちゃんがニコニコ笑いながら穏やかに接してくれる。今回も多少道の方向に迷ったとき、地元の方が声をかけてくださり迷うこともなかった。すばらしいことと思う。