無限のリヴァイアス

無限のリヴァイアス
過去作品消化。1999年サンライズ作品ということで、時代も感じさせた。
色々噂は聞いていたけど、想像以上に青春群像劇だった。というより、ヴァイタルガーダーをはじめとするSF的小道具はふんだんにあったとは言え、これは元々閉鎖空間における人間心理と群像劇をやりたいが為にこのセットを組んだという方が正解なんだろうな。現に、異体であるネーヤはSF的には大きな設定の筈なのだが、本作ではほとんどおまけだった。時折、リヴァイアススパロボになんて声も聞くけど、これはむしろ参加させちゃいかんわな(苦笑)。
話のまとまり方はすっきりしていない。ただ、それは当り前の意味でだ。人間これだけ集まって、さらに極限閉鎖状態に置かれれば、都合の良いラノベのようにすっきりまとまることが出来るはずもない。それを当り前のように見せたのが本作なんだろう。おそらく、今この設定ではアニメ化なんて無理だろうな。でも、こういう色々考えさせられるアニメも悪くないと改めて思う。