ガールズ&パンツァー(3)

ガールズ&パンツァー 3 (フラッパー)

ガールズ&パンツァー 3 (フラッパー)

才谷屋ガルパンの三巻目。あとがきを見る限り、人気がなければ打ち切りが普通に語られていた作品だったみたいだな。まあ、最初からガルパンを期待していた層はライトかつディープに少し足を踏み入れていた層だけだったろうからなあ(苦笑)。重度のミリオタは「またアニメかよ!どうせ適当だろ!」だったろうし、普通のアニメファンは「ミリタリーと美少女なんてまたありきたりな…」だっただろうからねえ。本作も「美少女より戦車を描ける作家を!」という理由で才谷屋さんが選ばれたというから、本人もまさかここまでとは思わなかっただろうな。
プラウダ側の視点を極力抑え、あくまで大洗女子のものとして描き切ったのは抑制が効いていて良いと思う。まさかのロリガルパンからのゲストまで登場していたのも良いコラボだったし、マンガ独自の味付けにもなっていて新鮮だった。このまま無事に最後まで描ききってほしい。…そうそう、心なしか女の子たちが可愛く描けるようになってきている気がするけど…気のせいかな。