狼の口(6/7/8)

狼の口を攻略し終えた後があると知った時は、喜び半分、不安半分だったけど、最後まで読んだ今となっては「ありがとうありがとう」としか言えない。この辺りの史実にあまり詳しくなかったので、wikiの記事を見ながら漫画を読み勧めていたから、歴史がらみの物語としての面白さも十分にあった(最終巻残り3ページの衝撃は震えた、マジで)。後勿論、老若男女問わない残虐かつ冷酷な絵の数々。エログロ漫画以外でこういうのはもうお目にかかれたないと思っていたけど、その衝撃は最後の最後まで徹底していた。作家性を何より大事にする「ハルタ」という雑誌だからこそ続けられた作品とも言えるだろうな。
久慈先生の絵は大好きだし、作品の方向性も好みなので、今後も色んな作品を書いてもらえるとうれしいなあ。