境界線上のホライゾン ガールズトーク 狼と魂

本当は本編の続きが読みたかったんだけどねえ。もともと物語構成が違っていることもあって、ずいぶん雰囲気が違っているように感じた。それこそ国家や政治や方針通しの命をかけた舞台芝居ではなく、あくまで「閑話休題」に収まるハニのお話で、それこそ小品と呼べるもの。毎回コミケに参加しているんだから、作者が同人で先行発売してもいいんじゃね、というくらい。
まあ歴史年表の穴埋め小説というのが正解かもしれない。以前から物語中やら作者自身の発信で神層世界の過去の話は少しずつなされているけど、ここまで具体的に過去の事件について言及したことは珍しい。作者本人も「思ったよりペースがつかめた」といっているので、もしかしたら今後は「本編数回、外伝1回」というペースで書いていくことになるんかな。まあ、それはそれでファンからは賛否両論ありそうだけど。