艦隊これくしょん 第3話

ようやく見た。感想としては「まあこんなもんかな」という程度。正直1話と2話がかなり薄ぺらかったので、本作については3話で一定の評価をつけようと思っていた(視聴は継続するつもりだったけど)。
如月轟沈という嫁提督の人にとってはショッキングな内容だったけど、脚本としてはたいして面白くもない状態が続いている。今回もいわゆる「三話切り」対応みたいなもので、昨今のアニメマーケティングシナリオの教則本(そんなのがあるかどうか知らんけど)どおり「ここで一つの山場を持ってくる!」というもの。とはいえ、如月轟沈を見せたことで「学園ほんわかアニメ」なのか「けっこうシリアス入るアニメ」なのかの線引きを一応ここでやったとも言える。まあまどマギのようなインパクトはなかった感じだけど。
ゲームとの比較で「無傷から轟沈なんて!」という声もあるようだど、これはあくまでアニメだし実際の駆逐艦レベルだと安心した撤退戦で一発轟沈なんてのはさほど珍しい話じゃないので、こういう「あっけない描写」も別に悪くはないと思う。課題は、たった一話で山のようにフラグを立てまくって一気に回収という慌ただしさはもう少しどうにかならんかったのかということかと。相変わらずとってつけたような本編セリフを突っ込んでくるし。
ちなみにどこかの感想で「史実では轟沈が当たり前!そんな当たり前のことをアニメがやったら興ざめ!だから誰も沈まないはずだったのに!」というのを見たけど、ゲーム原作なんだからむしろ逆だろうと。本編中でも他のキャラが「轟沈はそれなりによくあるから覚悟しとけ」的な発言も多かったし。まあ、さすがにこれは「誰も沈んでほしくない!ほしくないんだったら!」という感情が透けすぎているので、素直にそう言えばいいのにと思ってみたり。
さて、如月轟沈は脚本的にはよい導線ができたので、今後をいくつか推測。

  • 後半ステージで深海棲艦として復活して「ええっ!」(駆逐艦姫はまだ春雨しかいないけど)
  • 海戦後にドロップ艦で復活(記憶はなくて周りが葛藤する方がいい)
  • あくまで轟沈艦あるよ宣言の一つ目で、今後も後追いが増える。そして主人公怒りのパワーアップ。

いっそ、アニメ初出の艦娘か深海棲艦を出して、それをゲームに逆輸入してもいいんじゃないかねえ。