深紅の魔砲耳――第十六独立戦車小隊の奮戦

だいぶ前に店頭で見て気になっていたけど、名古屋での本欠乏症の反動で買ってしまった。ラノベの割には案外対象年齢層が高めなのか、いわゆる「萌え描写」は少ない。戦車戦部分について言えば、キャラのセリフと勢いで一気に読ませるタイプのようで、巻末の作者コメントにもあるように思ったほど戦車運用自体は詳しいわけではないらしい。またガルパンも意識していて、あえてそのブームを避けたというのも作者自身の自負も感じて少しかわいい*1。話が多少尻切れトンボ気味ではあるが、少なくとも後一冊分は読んでみたい。

*1:ようするに、ガルパンフォロワーとは思われたくはなかったんだろう。