Twitterにて人気イラストレイターや同人作家の垢BANがあったらしい

この件で「表現規制」に興味をもった若い人がいたら、まずはその意識を持ち続けて欲しい。選挙権が18歳まで下がった意味も合わせて。
twitterのTL眺めていたら「大槍さんのtwitterアカウントがBANされたらしい」「他にも一斉にだめになった同人作家もいるらしい」とあって調べてみたら確かにその通り(大槍さんのブログ)だった。ちょっと前には「児童ポルノやそれを助長するような垢は警告なしに削除するという方針がtwitter社に出来た」というTLもあったので、その影響だろうなと思う。
とはいえtwitter社自身が地道にそれを見て確認するはずがないので、規制派団体が一斉に通報して潰したというのが正しいのだろう。twitter社の方針には2014年に「Child sexual exploitation policy | Twitter Help Center」が掲載されているので、原因としては個々が一番近いのだけど、ねとらぼの記事(Twitterで一体何が……? 一部の美少女イラスト作家が続々とアカウント凍結へ 人気作家やアダルトゲームメーカーも - ねとらぼ)を見る限り、twitter上での投稿だけで見ると「必ずしもロリエロ二次元の投稿がひどい」という基準ではないみたいだし、twitter社もコメントを拒否しているようなので、やはり規制団体による「一斉告発」が原因として見るのが妥当なのだろう。
ここまでの対応をしている以上、おそらく焼かれたアカウントの復旧は無いと思う。一企業がそう判断した以上、かつてのamazonでの成人向け雑誌の掲載拒否のときと同じくどうしようもない。都条例より以前から表現規制がらみで動いている作家・編集の鳥山仁さんもつぶやいているけど、

でもあったりする。だからといって諦めたらそこで終わりなんだけど。表現規制の戦いは「めったに勝ちが拾えない超長期戦」だし。
とはいえtwitter社の方針を読んで分かるけど、やっぱり「児童ポルノ」という単語はどうにかしないといけないと感じる。あまりに曖昧すぎて「都合の良い武器」にしかなっていない。実際問題、国によってこの言葉の定義は異なるし、規制派がいう「二次元でも犯罪が増える!」というなら、ガチガチに規制されている欧米各国と虹エロあふれている日本の「児童虐待犯罪」の発生件数の差はどう説明するのか…。まあこれもはるか前から言っているけど規制側は「都合の悪いことは微塵も聞こえない」上に、政治家にもそう説いているので厄介極まりない。個人的には、規制推進側は「児童を救いたいのではなく、自分が見たくないものを児童を餌にして潰したいだけ」と思っているのだけど。本当に児童虐待犯罪から救っている人は、「そんな仮想世界をネタにして政治で遊んでいる暇があったら、ちょっとはこっち来て手伝えよ」「児童虐待犯罪の多くは、家族によるものという現実を知っているのかしらん」という方が多かったし。その活動も極めて地味だったし。