ガンパレード・マーチ2K 未来へ(4)
ガンパレード・マーチ 2K 未来へ (4) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介,ソニー・コンピュータエンタテインメント,きむらじゅんこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: 文庫
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物語最後の行間やあとがきの雰囲気から察するに、明らかに榊ガンパレの進行をあからさまに妨害する勢力(その一人は旧担当だったのだろう)が出てきて、きわめて強引に決着をつけさせられたと想像できる。おそらく最後、キャラたちの自暴自虐な暴走、統率の取れない自衛軍の状態、皆がぼろぼろになってどうしようもない戦局となげっぱなしの展開。冷静に距離をとってみれば、それら抵抗勢力へのせめてものあてつけだったと思うほうが自然だと感じる。これが事実なら、自分の感情のためにこれまで積み重ねてきたキャラクターを一種「私物化」してしまったともいえるが、そこまでやらないといけない何かがあったのではないだろうか。
可能なら、どこか編集部が版権ごとまとめて借り受けて「真のエンディング」を書いてもらえないだろうか。一番最初からリアルタイムで追いかけていた一ファンのせめてもの願いだ。