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海難1890

日本・トルコ合作映画『海難1890』公式サイト - 大ヒット上映中!
SW見た後に続いてこちらを鑑賞。エルトゥールル号湾岸戦争のエピソードは知っていたので、それをどう映画にしたのかなというのに興味があった。結果としては、どうこう言って「史実ベースの話」は重いということを思い知った。なんせSWの感想をずいぶん上書きされた感じだ。
で、冒頭にいきなり現トルコ首相が出てきて驚いた(国内では色々物議を醸しているので微妙な気分になったけど)。つまりこれは政治的な記念も含めた映画ということ。日本側の首相が出てこなかったけど、それは正しいだろうなあ。
まあちょっと前にエルトゥールル号の記念碑だか慰霊碑を建てていたからそこは仕方ない。それにトルコ側の視点をトルコ人スタッフが作っているようで、当時のトルコ海軍の様子の一端を垣間見れて非常に興味深かった。海難事故の経緯やその後のシーンは特にコメントはないかな。もともと「島の住民が大変献身的に救助・支援した」というのは知られていたので、それをどう映画というエンターテインメントに落とし込むのか、という見方になるところなので。まあハリウッドにありがちな「男女で恋に落ちて云々」というのが来るかな・・・と思ったらそこはなかったので、意外と驚いたし評価もしたい。クライマックスの湾岸戦争のエピソードは、エルトゥールル号の話が長すぎた影響なのかあっさり気味。驚いたのが、「昔エルトゥールル号を救ってくれた」[俺の爺さんが救われた」等の話は100%出ると思っていたのに、孫ネタどころか「エルトゥールル号」の名前すら出てこなかったこと。見終わった後に冷静に考えれば、1890年シーンで恋愛がなかったのだから、ここも変にドラマティックにしなかったことは想像はつく(まあそれ抜きにしても空港のシーンはきれいすぎた気もしたけど)。
史実を知るという意味においても、日本文化とトルコ文化が映画を作るとこんな雰囲気になるんだなという点においても、一回は見ても損はない作品とは思う。