SMAPの謝罪(?)放送

あれを見て「良かった」と言える人がどれほどいるのか。正直、背筋に寒いものが走った事以外なにもない。
一人裏切ってジャニーズについたキムタクが場を仕切って謝罪の言葉は無し。それ以外のメンバーは謝罪を重ねたものの、どうもそれは視聴者ではなくジャニー氏本人(なのか?)に向けた公開生謝罪だったことが草磲の言葉で透けて見える。リーダーであるはずの中居は端に追いやられていて、明らかに懲罰配置であることも分かる。そしてSMAPを存続させるのか、潰すのかについての明確な言葉は無し。そしてそれを引き継いで放送された朝のニュースとスポーツ紙はなぜか「SMAP存続!」「キムタクが両者を取り持った」「良かったよかった」という一般視聴者の感情とは真逆の放送が繰り返される。
今回ほど、芸能界の闇とマスコミの堕落を、視聴者にさらけ出した事件はなかった。特にマスコミは自ら「我々は権力の犬です」と公言したも同然であり、こんなところが「国民への公平な情報提供」とか「国家の監視」とか言っていることはブラックジョーク以外のなんだというのだろうか。本当に恐ろしい。