Dimension W(10)

とまあ、ほとんどアニメの感想とかぶってしまうけど、やはり密度は原作の方がはるかに上。正直このクオリティのままアニメに落としてくれなかったことが数少ない不満だろう。
イースター編はこれで終わって、キョーマ個人の物語も事実上終了といえる。のこりはミラの物語・・・ということで第二部スタートなのだろう(そしてラストエピソードでもあるのだろう)。正直なところ、ミラの胸のコイルを狙った争奪戦でもやるのかなと思ったのだが、ミラの感情面の発露にエリーを絡めてくるような雰囲気からすると、「(仮の)父親を失った」ことで同じ立ち位置となった二人を対照的に描くことで、次の物語を構築していくつもりなのかもしれない。そして、第一部で「可能性」という次元をベースに語った領域Zを、第二部では「感情」をベースに語っていくことになるのかもしれない。さて、これからも楽しみだ。