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くまみこ

今季終了第一弾。なぜあれが良いと思ったのか。
原作既読でファン。ラスト2話を見るまではかなり評価が高かった。原作の切り貼りはかなり凄まじかったものの、それをうまくシャッフルして違和感なく感じさせなったことが見事と思っていた。ビレッジバンガードは協賛が得られたのに、しまむらが得られなかった理由はいまだにわからないけど。そして、原作では芋くさいどこにでもいる田舎コンプレックスを持った中学生が、普通にかわいい美少女として描かれていたことも「うん、これはこれでよし!」だったし、ナツが安元というのもなかなかに良かった。つまり、結構気に入っていたのだ。
そこに至ってのラスト二話。いや、脚本家(あるいはそれを支持した制作委員会)の考えはなんとなくわかる。作品によっては、ああいうバッドエンド風の空気を最後に持ってきたほうが味が出たり締まる作品はもちろんある。が、少なくともくまみこはそうじゃない。しかもよりにもよってラストに持ってきた「考えなくていいんだよ」…いや確かにこれも原作からの切り貼りだけども、原作の時と明らかに空気が違うでしょう。同じ内容でもそれまでの経緯から全く違う意味を持ってしまうことなんて脚本を生業にしているなら当然ご存知だと思うのに…いや、だからこそ「こうすればウケるんだろ?」的な浅はかな決断に至ったのかもしれないけども。もう極めて残念。「終わり良ければ総て良し」とはよく言ったものだ…。