終末のイゼッタ

izetta.jp
今期開始第四弾。今回のミリタリー枠。
想像以上にWW2当時の時代を被せている設定に驚き。ストウィチからガルパンに至るミリタリー描写の精緻さもしっかり反映されていることも驚いた。スツーカの爆撃シークエンスはちゃんとアームを延ばしていたし、II号かIII号戦車の履帯はしっかり回っていたし。CG製作はOrengeという会社らしい。どういうところかと実績を見てみたら、ほとんどがSFやファンタジー系作品が多くて、リアルミリタリーが少ないなあ…、と思ったらしっかりとガルパン劇場版も手伝っていた(苦笑)。それのノウハウが生きているのかもしれない。まあ、第1話だから予算度外視で視聴者をつかむ必要があるという事情もあるのだろうけども。クレジットを見ると「月刊パンツァー」とか「Worgaming Japan」とかも並んでいたので、そちらの監修もあると見ていいのかな。この両者がいる以上、ミリタリーの出番はこれでおしまいというわけでもないと思うし。
…というか、こういう面々が日本のアニメに協力しているところを見ると、本当にガルパンはミリタリーアニメ・ホビー・ゲーム業界に大きな影響を与えているんだな、と別の意味で感心する。月刊パンツァーなんてくっそまじめな戦車月刊誌で、特集戦車が「なぜか」ガルパン登場戦車と同じということをやっているのに、ガルパンの文字はほとんど出さないというくらいだし(苦笑)。
作品自体はまだよくわからない。第1話をみると萌えミリのようにみえるけど、戦争自体はしっかり描写してくれそうで期待はできそう。キャラ描写は結構好みだけど、しょっぱなから男性モブキャラがバンバン消えている上、ラストシーンが百合臭が漂ってきているので「やりすぎは勘弁してくれよ~」というところだろうか。海外制作会社(中国系多し)がかなり数多く入り込んでいるし、アジア系制作会社の実力もどんどん上がっているので資金面さえどうにかなれば最後まで良い品質を維持してくれると期待している。今季スタートのストウィチと設定的に被りそうなところもあるけど「キャラ萌えはストパン、ミリタリーはイゼッタ」みたいな評価になるといいな、と個人的には思う。